メビウス | タバコレビュー

・メビウスプレミアムメンソール8

旧マイルドセブンからメビウスになり早や幾年…
昔はマイルドセブンファミリーにおいてはメンソールはあまり重要視されておりませんでした。
マイセンメンソールが廃止になった2000年代にはこの銘柄のメンソール製品はマイセンメンソールワンのみで、追加されても全くヤル気を感じさせないプライムメンソール(すぐ絶版)とかいうのだったり
とにもかくにもメンソール好きとしてはラインナップの無いマイルドセブンはあまり面白くないモデルだったのです。

それが気がついたら、メンソール製品がかなり豊富に揃っているじゃありませんか。
コンビニでざっと見ただけでも、プレミアムメンソール・プレミアムメンソールスプレッド・オプション・オプションイエローなどなど沢山のバリエーションとそれに各8ミリ5ミリ1ミリのラインナップ
うーん、なんかよくわからないけど最後に見かけた6mgのアクアメンソールからかなり進歩しているじゃありませんか。

メビウスプレミアムメンソール、430円。
長らくメビウス系は(410円時代までは)業界中央値の価格を維持してきましたが
消費増税時に他銘柄標準の420円より10円高い設定に抜きん出ましたね。
発売以来、キングサイズの標準大衆タバコの座を守ってきたメビウスですがここにきて少し高級感を出そうとしているのかな。
パッケージを見ても、なんとなく洗練さを押し出すようなデザインになっています。
ひところの白無地に青帯みたいな地味なパケではありません。
それが良いか悪いかはとりあえず別として…
まず開封すると、懐かしいマイルドセブンメンソールワンの匂いがツンと鼻にきます。
タバコを吸い始めた頃はこれを吸っていたので、この匂い＝タバコ、という一種の刷り込みのようなものがあってこの匂いを嗅ぐと一気に脳内で快楽物質みたいなのが分泌されてく感がありますね～。
この匂いだけは今も変わってないです。個人的に非常に好きな匂い。
そして肝心の喫味ですが
すごく…ノーマル感がします。
やっぱりマイルドセブンです、日本人好みの、万人がとりあえず好きでも嫌いでもなく吸えるプレーンな味。
うまいわけではないですが決してまずくない。
むしろこのクオリティだと、余計なフレーバーでごまかさずにあっさり吸いたい人にはとてもオススメできてしまう完成度だと思いました。

メンソール感が、個人的にちょうどいい。
メンソール度を10段階に分けるとして、
アイスブラストやアラスカメンソールなど強靭メンソを謳う製品が10、サムタイムなど本当にメンソールなのか疑うレベルの弱メンソが1と仮定すると
このプレミアムメンソールは6ぐらいな感じですね個人的に。
しっかりメンソールしてますが、ノドが痛くなるほどスースーするわけじゃない、
かなりバランスがいい傑作でしょう。個人的にはこのあっさり感が結構好きです。
メンソール好きで何吸うか迷ってる人にはコレおすすめしておきますｗ
アクアメンソールの時の、なんか微妙に物足りない感が見事に払拭できています。逆に今思うとあれは何だったんだろうか…
パッケージデザインも黒・緑基調でカッコいいと思います。
僕としては旧マイルドセブンの地味なデザインが好きでしたが、こっちはこっちで新時代を牽引するような感覚がパケから滲んでます。
持っていて恥ずかしいタバコではないはずです、ちょっとだけ高いけどまた買おうかなと思えるタバコでした。

ちなみに…

スプレッドの方はぶっちゃけよくわかりませんでした。新構造フィルターで穴の開いてる位置ガーとかなんとか聞きましたが、普通のプレミアムメンソールと何が違うんだこれ。
オプションに至ってはこりゃまぁ確かにブドウだかブルーベリーだかの味がしますが、僕はいまひとつあいませんでした。
やはり甘かったり辛かったりと極端な味わいより、僕はフツーのタバコ味が好きなんだなァと個人的な感想。