餮り喰らう邪龍の閨 | 餮龍の掌に堕ちた荒廃世界

今宵は約束の期日。吾輩に全てを捧げる日で或るぞ。
吾輩は愛為る御前を想い、御前が真に妃と為る事を決心為る時迄待ったのだ。

如何だ、我が姫よ。吾輩の、雄の慾望の権化たる龍魔皇の妃になる決意は出来たか？其の決意が或る為らば、我が腕を取り、契りを結ぶ為に閨迄連れて行け。吾輩の寵愛を以て御前を餮り、契りを交わ為一つに為るのだ。

(己の持つ強大な邪悪極まる龍魔力に晒為るも傷一つ負わぬ程の清純さを誇り聖なる存在と為て現世を過ご為た竜姫を一度は強引に雄の欲望を掌る破壊神に相応為い神神さえも屠る圧倒的な膂力にて組み伏為、花園を己の異質極まる股間龍頭部に内包為る巨陰茎にて穿とうと為るも悍ま為い陰茎と雄の焚き付ける様な雄の慾望の捌け口に為る事を恐れて甲高い声で泣き喚く様に懇願為る竜姫を再度婚姻の儀の日を決めると、竜姫の記憶を覗き嘗て竜姫が現世で過ご為た聖域内の部屋を模倣為生成為た貫禄或り天覆う程に生き生きと生茂る大樹の幹が支柱と為り、部屋の四方を囲う神殿の如く遺跡の様な石壁が張り巡らされ、彩を加える様に色彩豊かな大きな花を咲かせる深緑色の蔦が石壁を覆わんと生命力を感為させる雄大さで駆け巡り頭上で複雑に絡み付く事で貫禄或る大樹の葉と共に巨大な部屋の天蓋を覆い尽くす部屋内の中央には煌びやかな雄の慾望の権化の棲まう世界とは思えぬ風景乍も暗黒の魔力で生成為れた事示為様に大樹も蔦も花も総てが色彩は其の儘乍も暗黒の創造物で或る為に生命の脈動皆無な無機質な肌触りの風景の部屋の故郷模為た創られた雰囲気にさえ一切削ぐわない禍禍為い剛龍角が生え、部屋内と照ら為様に剛龍角に暗黒の魔力の燃ゆる龍神焔が燈り鋭く威圧的な剛龍牙を誇示為る様に大きく口吻を開き、赤き水晶石の剛龍角と瞳を持つ頭頂部のみを模為た黒曜石の如く禍禍為い光沢を帯び、雄雄為く大きく開く口吻内部には舌を彷彿と為せる様に真紅の柔らかな寝床設けられた悪趣味な閨の場の存在為、龍頭部の閨場の前の左右には龍神の両掌が五指を大きく開きつつ大地より這い出為様な様相の像も設け、各々の掌は現世に帰為れた故郷の親族の様子や故郷の長閑な民の生活の様子等竜妃が望む景色が写為出為龍妃の身の丈を悠々と超える巨大な龍魔鏡と為り竜妃の心を休める役割と己が束縛為れる身で或る事を否応無為に突き付ける部屋に幽閉為、己が抱擁為愛でても瘴気に狂わ為絶命為無い竜姫の存在に興奮は止る事皆無な状況と為る為に閨を時折訪れると龍魔皇の妃へ堕落を促為様に下肢を覆う重甲冑は外為ず禍禍為い股間龍頭部も晒為ず陰茎を穿つ事は決為て無いと宣言為つつ互いの体躯を馴染ま為る様に幾度も幾度も悪趣味極まる邪悪な寝台の上で竜妃の裸体を堪能為乍執拗に愛撫を施為、時には抑え切れぬ慾望故に火傷を負う様な煮え滾り濃厚な雄龍汗滲む雄雄為い巨躯で己の雄龍馨を竜姫に覚え為せ浸透為せる様に互いに竜姫の四肢を搦め取り雁字搦めに為る様に十の蛇尾を動作為つつ艶めく雄龍鱗の纏う汗を擦り込む様に竜姫の麗らかな体躯を余りにも強大な膂力故に時折剛爪での擦り傷が生まれる程激為く撫で回為乍美貌を褒め称えつつ肉厚な竜舌で気道を塞ぐ様な濃厚で噎為返る程に深く互いの喉元が唾液で濡れ淫らな水音が鳴り響く程の接吻を紡ぎ、竜姫が火照り気が遠く為る様な灼熱の体温と雄雄為い筋肉質な重量感溢れる巨躯の質量に貪られる事に疲弊を訴え乍快楽に悶えつつも拒もう共灼熱の巨躯で竜姫を喰らい尽く為呑み込む様な怒涛の愛撫は辞め為に追い詰める様に竜姫の花園へ触れ慎重且つ丁寧に撫で、蛇の尾に四肢を束縛為れ、岩盤浴の如く灼熱の体温に体躯を撫でられ、呼吸の度に灼熱の雄龍汗の蒸気と共に雄の慾望を体現為るかの如く噎せ返る程に濃い雄龍馨に晒為れ、数倍以上もの質量感に押為潰為れつつ貪られるかの如く汗滲み巨躯に雁字搦めに呑まれる苦悶に叫ぶ様に制止を求める竜姫を快楽と疲労感にて己の龍巨腕の中で盛大に果て為せ気絶為る程執拗な愛撫を施為日々を送り、再度婚姻の儀の日が訪れると龍姫が幽閉為れる部屋に存在為る魔力では無く完璧に竜姫を幽閉為る為に己の超越為た膂力でのみ開閉出来る超重量の巨扉を開けて愛撫のみの日々に蓄積為れ漸く迎えた婚姻の儀に遠目からでも異様に滾り普段以上の高体温と雄龍汗に艶めかしく光沢を帯びた雄龍鱗を纏い雄の慾望が暴発寸前で或る事が明瞭に解る程に吐息を荒げた状態で竜姫へと期限の日が来た事を欲望を孕み雌為らば危機感を感為ざる負え無い程に滾る吐息と共に地鳴りの如く重低音で告げ乍右腕を竜姫へと伸ば為)