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日本人「年金は手取り給与の4割以下」…「収入ギャップ」に苦しむ老後生活 幻冬舎 12/26(日) 11:31 会社員であれば誰もが迎える「定年」。そのあとには、年金がよりどころになる老後生活がスタートしますが、多くの人が「年金はこれだけか」と現実に直面して落胆するといいます。現役時代の収入と、年金とのギャップについてみていきましょう。 「国民年金・厚生年金」受取額分布表…元会社員「10万円以下」が23.7% 大卒会社員が定年…現役時代の給与と年金のギャップに驚き 2021年、今年65歳を迎え、年金を受け取るようになった1956年生まれ。仮に大卒で、年金を受け取る直前まで働いていたとしたら、基本給37万8,000円の現役生活から、年金(老齢基礎年金+老齢厚生年金)20万7,000円の老後の生活がスタートしたということになります(数値は、厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』より算出した大卒男性会社員の平均値)。 【大卒会社員「年齢別基本給と推定年収」】 「20〜24歳」229,100円/3,340,700円 「25〜29歳」266,200円/4,404,900円 「30〜34歳」313,900円/5,234,900円 「35〜39歳」365,200円/6,103,500円 「40〜44歳」416,400円/6,876,100円 「45〜49歳」461,500円/7,586,400円 「50〜54歳」526,600円/8,690,100円 「55〜59歳」516,500円/8,356,100円 「60〜64歳」378,000円/5,692,200円 ※数値左:基本給(所定内給与額)、数値右:推定年収 出所:厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』 年収換算では569万円から、定年を機に、242万円の暮らしになるということですから、数字だけみたら大きな落差です。 もちろん、朝起きたら、現役生活から年金生活になっていた、ということはありませんから、前もって準備をして老後生活がスタートしているでしょう。年金で足りない部分は貯蓄で何とかしなければならない、ということも散々いわれてきているわけですから、それなりに貯蓄はもあるはずです。とはいえ、大きく収入が減ることは事実ですし、貯蓄が増えていく一方だった生活から減っていく生活に不安を覚えることも必至。気を引き締めていかないと、「哀れ、老後破産」という事態に直面する可能性もあるでしょう。 世界でも日本の現役時代と老後の「収入ギャップ」は大きい 世界の主要国と日本の「年金所得代替率」を比較しています。年金所得代替率は現役時代の手取り収入に対する年金の給付額の割合のこと。収入の低い人は代替率が高くなり、収入が高い人は低くなる仕組みになっています。 OECDの発表によると、対象国のうち最も年金所得代替率が高いのは「トルコ」。「ブラジル」「ハンガリー」と続きます。前出の通り、収入が低いと代替率が高くなる、ということから当然の結果だと感じるでしょうが、北欧の国がベスト10にランクイン。一概に収入が低い国だからといって上位、というわけではないようです。 【世界主要国の「年金所得代替率」】 1位「トルコ」103.30% 2位「ブラジル」97.30% 3位「ハンガリー」94.00% 4位「中国」92.40% 5位「ポルトガル」90.30% 6位「オランダ」89.20% 7位「アルゼンチン」88.90% 8位「ルクセンブルク」88.70% 9位「オーストリア」87.10% 10位「デンマーク」84.00% 出所:OECD ※対象:全50ヵ国 さらにG7だけで比較してみると、最も年金所得代替率の高い国は「イタリア」。続いて「フランス」。日本は第7位と、世界の主要国の中でも年金と現役時代の給与との差が大きな国のひとつです。 ※続きはリンク先で https://news.yahoo.co.jp/articles/14569bd62d2511b7abdb8bc185abc226dffe402d
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