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A教皇の正体 かつて大魔王クルデリスの"大魔王界”には”十三悪”と呼ばれる魔王達がいた。クルデリスによって創造された大魔王界の領主の役割を与えられた魔族達の呼称である。このように聞くとエリート中のエリートというイメージがある。実のところ大魔王界における勢力ピラミッドの頂点に君臨しているというのは正しい。しかしー その実は悲惨であった。何しろ"残忍”を自称し実践するクルデリスに最も近しい存在であり、その被害を最も多く受ける存在でもあったからだ。むしろクルデリスの性格にして大魔王界が一応の秩序を保っていられたのは、領主たる魔王達の活躍が大きいとも言えた。 では何故に魔王達は大魔王クルデリスに刃向かわないのか?答えは明白である。"勝てない”からだ。十三人の魔王、それに魔爵や影が全員で抵抗したとしても大魔王には敵わない。それほどの力の差があり、更には"契約”による縛りもあるため魔王達はクルデリスに対して従順でなくてはならなかった。 しかし長い時間の中では、偶然も含めて大魔王の呪縛から逃れられる者もいた。その一人が凶石という魔爵だった。魔族にして聖神を信仰したいという風変わりな魔爵は、その狂気にもにた信仰心と激情から”ある儀式”を実戦する。その副産物の一つが"クルデリスの呪縛”からの解放だったわけだが、その過程で魔王化(クラスアップ)も果たした彼は思いのままに人間界を研究するようになった。それが千年前の事である。 実に千年の研究ー そして信仰への情熱の末、彼は人の体へと疑似転生を試みる。魔王としての力を"ルーム”に秘めたまま、魂の一部を人間として転生させようというのだ。そして妙案が見事に成功した凶石は念願の聖地へと向かう。そして人間として神に仕えた彼は"災厄の魔王”が戦争を仕掛けてきた頃には、なんと"司祭”にまでなっていたのである。
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