コピー
エンチャントの手法は、その目的や利用方法などによって大別されます。 まず、普通に付与したい魔法の魔力を馴染ませる手法。一番手軽かつ量産に向いていますが、単純な魔法(発熱、冷却、送風など)しか付与できず、効果も弱い上、込めた魔力が無くなるとバニラに戻る。 次に刻印型。最もオーソドックスな方法で、物に術式を刻み込み、そこに魔力を流し込む事で発動する方法。使用者本人の魔力を流し込むか、外付けした魔石などの魔力供給ユニットの魔力でつかう。刻印が損傷しない限り使い続ける事が可能だがメンテは必要。比較的複雑な内容でも対応できるが、指輪など小さなものには刻印が難しいのが難点。 最後に素材由来の特性を付与する手法。素材ごとに異なる処置を施し、抽出した魔力を付与したいものに流し込み定着させる。効果は極めて長く、通常の術式刻印では困難な複雑な付与もできる反面、その性能は素材の良し悪しに完全に左右される上、その素材代が高くつくので一点ものに多い。
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