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B魔儡の遊戯 「私は災厄様のお考えに賛同している。いや天妖様や腐殺様、十三悪の魔王様達への尊敬の念は神を信仰できるようになった今でさえ薄れることはないのだ」 千年越しの想いではあるが、災厄は四年前に倒れ、天妖達が起こした魔族戦争もまた四十年程前に失敗していた。 「おまえが信仰などととち狂っている間に我々は災厄様を失ってしまったわけだ。私もまた手酷い傷をおった。おまえが大好きな人間達によってな」 「君は大きな誤解をしているぞ!友よ」 教皇は意外だといった表情で術士の言葉に割って入った。 「私が愛するは神であり尊敬する災厄様であり友である君達だ。人間は…神が愛するというのであれば愛するという信仰の一部なのだよ。それに私は…」 やるべき事はやっているからねー そう言って教皇は自室の窓を開けた。大聖堂の上階にある教皇の執務室からは首都ガーデヴィの夜景が映える。魔導灯が幻想的な風景を描いていた。 「私の特性は知っているだろう?この千年、信仰と同じく情熱を傾けているんだ。そして私の神への信仰は人間の協力者さえ作り出す事が可能でね。今では戦力と言える程の規模となった」 「ほぉ…」 術士の目が妖しく光る。そして楽しそうに口角を上げた。 「では、久々に遊戯(ゲーム)をしないか?友よ」 「遊戯?ああ"賭け”の事か。神に仕える身としては不謹慎であるな」 そう言いつつも教皇は断らない。 「どのような遊戯だね?思い返せば君の提案してくる遊戯にはいつもドキドキさせられていた。また面白い提案をしてくれるのかね?」 「ああ、期待は裏切らない」 そういうと術士はガーデヴィからの魔導灯の明かりを背にして遊戯の内容を語り出した。
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