コピー
㊻誰を送ったのかクイズ 「ルリカ、”アレ”って?」 「私達がウツロイシティに行く場合に必要になるものです。リオリオも見ますか?興味があれば…ですがね?」ニヤリと口角を上げた黒服団統括は、親友の行動を見通していた。 「それと…マスターの当面の警護ですけどね。勿論万全ですよ?既に…ね!」 口角を更に上げようとしたが無理であったため、頭をぐるんと回して特別感を出そうとしたルリカだったが、「どうなってるの?面白ーい♪」とジーコがその回転を後押ししたため…。 ”ぎゅるん”一回転した後にウインクを一つ。 「…今…首が一回転しなかった?」 「なんの事ですー?」瞳孔が開いたまま、リオをみつめるルリカ。 「いえ、何でもないです」一歩引いて後を追うリオ。 「そうそう、万全の理由ですけどね。あの人達も行ってるんですよ。それと…前にうち(黒服団)からも一人送ったって言ったじゃないですか−。勿論精鋭を送ってますからねー♪」 「誰だろう?マウザーさんとはこの前会ったし…、グローザさんはさっき森の中を走ってたし…」リオの脳内で黒服団ナンバリングメンバーの顔が浮かんでは消える。 「えー、すぐに浮かびませんかー?割と傷つくかもしれませんよ?」ルリカの瞳孔は開いたまま、恨めしそうにリオを見つめている。 「ごめん… わかんないや」あっさりと白旗を上げるリオに何故か涙目で食い下がるルリカ。 「もうちょっと頑張りましょうよー。あれは頑張り屋さんなんですからー」 「…ルリカがここまで食い下がるのって珍しいよね… …あっ」 親友の言動で頭に浮かんだのは、黒服団随一の苦労人の儚い感じの笑顔。 「ええ、ええ。良いですよ。今更…」デレツン?一転して拗ね始めるルリカ。 「いや、ごめん。だって…あれだよ?ルリカ達がぶっとん…いや…えっと…元気すぎるからさ。割と普通な感じだから…。いや、ごめん」上手くフォローできずに謝るリオ。 ”ぎぃぃぃ〜”誰を送ったかクイズの答えが出たのと三階の召喚部屋に着くのはほぼ同時だった。悄げ気味のルリカが扉を開ける。
スレッドに戻る
BEACH ANGELS
掲示板カテゴリ検索
写メ/待ち受け
動画/ムービー
音楽/エンタメ
雑談/その他
趣味/スポーツ
無料レンタル動画まとめ
e-Movie
無料レンタルBBS
ebbs.jp