限界の果てに…

第５話

通された部屋は椅子が１脚とテーブルが１つ、扉が2つかしないシンプルな造りになっていた。

手前の椅子に座ろうと椅子に手を掛けたと同時に右手の扉が開き、一人の男性が立っていた。

？？「待たせてすまない。掛けてくれ。」

ナナ「はい…」

椅子に座るナナ。男性はと言うと…。腕を組みﾃｰﾌﾞﾙの対面に立っていた。

？？「我輩はここの教官をやっている、シキだ。よろしく頼む。」

ナナ「はぁ…n」

シキ「ナナだな。ヌハハハハ

わかっている。」

ナナ(しゃべらせてもらえない…勢いのある人だなぁ…)

シキ「さて、ハンター希望ということだが。すぐに誰でもハンターになれるというものではい。試験に合格しないとなることはできん。素人が狩地に行ってもただ命を粗末にするだけだからな。」

生唾を飲むナナ。

ナナ(命…そうか。命がけの職業だもんね…)

シキ「ヌハハハハ

安心しろ。我輩はいきなり試験を受けろなどと鬼のようなことは言わん。我輩は寛大だからな。先ずは講習を受けてもらう。」

ナナ「講習…」

シキ「クエストには様々な種類がある。だが講習では基本の“討伐”・“採取”の二つの講習を受けてもらう。その後試験だ。」

ナナ「は、はい。わかりました…」

シキ「ではこちらにきてもらおう。」

そう言ってもうひとつの扉に入っていった。

第５話終了
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