限界の果てに…

第１１話

雷鳴と幻獣の咆哮、人の怒号とが雪山に飛び交う。

キリン「ヒ、ヒィ…ン……」

スイッチ「ふうぅ…やっと寝たか。ルーク、爆弾使うんだっけ？」

ルーク「そうだ。通常よりも睡眠時の方が効果あるからな…爆弾持ってきているやつはいるか？」

スイッチ＆ミサキ＆ホカ「…あっw」

ルーク「ふん。使えん奴らだ。…………。」

小言を言いながらいそいそと爆弾を置くルークを尻目に３人は談笑していた。

ホカ「それにしてもルークさんってどんな人なんですか？」

スイッチ「巷では”孤高のボマー”って呼ばれてるらしいぜ。」

ミサキ「なんか一度PTして裏切られて以来、いつも一人で狩りに行ってるはずなのに…」

ルークはどんなモンスターに対しても一人で挑むことで有名であった。モンスターを深い眠りに陥れ爆弾を爆破させて討伐していく戦法を取っているのだ。その戦いから”孤高のボマー”と呼ばれている。

ホカ「でもキリン討伐を手伝ってくれるんできっといい人っすよ♪」

スイッチ「そうだといいんだけど…なんか裏がありｓ…」

ミサキ「ばーかw考えすぎよ」

スイッチ「なにをっ」

スイッチがミサキに食って掛かったその時であった。それは起こった。

第１１話終了
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