職場の先輩と… | あぶない♀

玄関をあけて『ただいまー』って言うと、彼が笑顔で「おかえりー」と言いました。

満面の笑みでお出迎えをしてくれた彼に対して罪悪感が……なんてありゃしません(笑)
だってスリルが結局私達の愛のスパイスになりますからね。

それよりも私は、先輩が辞めるまでの１ヶ月半どうやって遊ぼうかでいっぱいでした。

……私も悪いオンナですね(笑)

その日、寝る前はずっと先輩の事を色々考えてました。
なんでこうなったのかなーとか
明日は先輩がお休みだからチュー出来ないなぁーとか
あの獲物を狙う目はマジでヤバいなー…等々。

恋愛感情とは違うドキドキで胸がいっぱいになり、その日は結局朝まで寝られませんでした。

　

その日の仕事が終わり、私と先輩は同じ方面なので、お互い今日の仕事内容や世間話をしながら帰宅しました。

今日の休憩中の出来事の話しは一切出なかったので『多分気の迷いだったんだな…』と納得反面、物足りなさ反面…(笑)

そして数分後、私の家の近くのコンビニでいつも別れるので先にお疲れ様でした、と挨拶したら家の前まで送ると言われました。
風邪引いてるから心配してくれてるんだろうなぁ…と思い、私の家へ続く暗い人通りの無い道に入った瞬間―…

「…瑠依ちゃん！」
『はい、なんでｓ…んんっ！！』

私はそのまま後頭部を押さえられディープキスをされました。
いきなりだったのでビックリしたのと、同棲してる彼がコンビニに行くのに家から出てきたら…という焦りもあり少し抵抗しました。

だけど先輩はそれでも止めず、寧ろ抵抗されて余計燃えたのか、私が息が出来ない程激しく舌を動かしました。
動かすだけじゃなく、舌を吸われたり口内の細部まで舐められたり…

チュッと音がしてやっと唇が離れた時は、酸欠と恥ずかしさと感じてしまった事で私はその場で軽く腰を抜かしてしまいました。

『…な、何するんすか！！？(照)』
「え？だって今日散々やられたからさ。そのお返しだけど(笑)」
『あ、あれは！先輩が喧嘩売ってきたからじゃないっすか…！(照)』
「あれぇ？照れてんの？…瑠依ちゃんにも可愛い所あるんだねー…」

そう言ってニヒルな笑みを浮かべた先輩の目は、まるで獲物を見つけたと思ってる捕食者の目でした。

私は身の危険を感じ、勢いよく立って頭を下げてお疲れ様でした！、と言って(叫んで？)家まで走って帰りました。

そして家のドアを開ける前に混乱と顔の赤みを抑え、何とか家に入りました。

　