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[56]ヒロ
emoji[clock]06/04 12:08
今日は日記から入れなかったなぁw

皆さん読めるのかな(-_-;)?

気を取り直して

18話、デパート


翌日

クロと刹那が交代しながら見張りをしてくれたことも知らず、麻利央、万里、子供逹は日の光を浴び、清々しい気持ちで目を覚ました。

30分後
一同は旅支度を済ませ、県庁を目指し再出発した。


「お兄ちゃん、あれは何?」


「デパートだった場所だろう…」


正也は何故かクロになつき、クロの横に並んで歩きながら荒廃した景色の一部を指差して、あれこれと質問していた。


「二人共疲れてない?」


万里は子供逹が1q程自分の足で進んでいる事を心配して話しかけた。


「大丈夫だよ!!」

「うん、お姉ちゃんは?」


万里と手を繋いで歩いていた葵が逆に万里を気遣う。

「私は大丈夫、疲れたら無理しなくていいから遠慮せずに言ってね。」


「うん!」


葵が嬉しそうに頷くのを見た麻利央は一時の安らぎを感じて微笑む。


1時間後、

警戒しながら進んでいた麻利央逹は県庁近くにある交差点まで進んでいた。


「刹那、あれを」


クロが以前は大型のデパートだったであろう廃墟を見て刹那に話しかける。


「かなりの数だね。」

刹那は廃墟を見てクロに話しかける。


「お前はまだ完全には回復してない、俺一人で行こう。気付かれると県庁まで付いて来るだろう、ここからは別に行動させてもらう。」


クロは刹那に話した後、麻利央逹に話すとデパートへと走って行く。


「お兄ちゃん!!」


正也がクロの後を追い掛けようとするが刹那に腕を掴んで止められる。


「あたしが行く、あんた逹は先に県庁に行きな!!」


ダッダッダ…


正也は刹那がクロの後を追っていくのを見てその場に座り込む。


「あの2人なら大丈夫だよ!!」


麻利央はグボログボロとの戦いで怪我をしている刹那に不安を感じながらも落ち込んでいる正也の肩に手を添えて自分にも言い聞かせる様に話す。


「大きくなったらクロお兄ちゃん見たいになりたいから近くで見てたいんだって!」


「葵!!」


葵が正也が以前話していたであろう秘密を麻利央と万里に暴露する、すると正也は顔を真っ赤にして葵の所へ走った。


「わーー」


万里は葵が逃げるのと追いかける正也を見て苦笑いしながら県庁目指して進む。

進みながら麻利央は不安で振り返り2人の無事を祈るのだった。



一方、デパート内では


ギャア!!


ザシュ!!


クロと刹那が広場で数十匹のオウガテイルに囲まれ、順に飛びかかるオウガテイルを斬り殺していた。


「はぁ、はぁ、いくらなんでもこの数は…」

肩で息をする刹那を見てクロが話す。


「無理するな、群れる数がここまで多いのは大物がいるからだろう。」


「お、大物?」


刹那がクロの言葉に聞き返しながらクロの方を見ると…


「なっ!?」


続く

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