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[59]ヒロ
06/25 13:09
梅雨キター\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ジメジメ嫌ですねぇ(-_-;)
21話、剣術
男が地面を抉れる程強く蹴り、向かってくるシユウに対して突きの構えで跳ぶ。
スッっと小さな音が聞こえると同時に男が着地して右腕を押さえた。
ズガーン!
通りすぎたシユウは勢いを殺さず壁に激突するとそのままぴくりとも動かず倒れている。
一瞬の事で何が起きたか分からない刹那だったが男は右腕の右腕から大量の血が流れている事に気付いて武器を構えてシユウに向かって走る、だが直ぐに男が刹那に話しかける。
「もう死んでいる。」
刹那は男の話を聞いてシユウの近くまで行きよく見てみると首が斬られ絶命していた。
30分後
クロが目を覚ますと見知らぬ男が刹那と話しているのに気付き、飛び起きると直ぐに武器を構えて男をにらみながら刹那に話しかける。
「そいつは誰だ?」
刹那は慌ててクロの前に立ち、声を荒げて話す。
「ば、馬鹿!あたし達はこの人に助けてもらったんだよ!」
刹那の話で気を失うまでの出来事を思い出したクロは武器を地面に置き、男に話しかける。
「シユウを倒したのか…何者だ?」
男はクロの言葉で腰に差している剣をゆっくり抜いて話す。
「刹那ちゃんには話したがお前達と同じ移植者だ、クロ君でいいよな、俺は宮田刃刀流師範 宮田亜門だ。」
クロは話を聞いている途中、亜門の剣を見て驚愕する。
「…荒神はただの刀では歯が立たないはずだが…」
クロの問いに亜門は嬉しそうに話す。
「俺に移植した博士もそう言っていた…だがそりゃ間違いだ。本来日本刀は弾丸も斬れる程の鋭さを持っている、しかもこの刀は数打ちとは違い名刀、移植した力で上手く使いこなせば硬い荒神だろうが何だろうが斬れる。」
説明を聞いていた刹那だったが県庁の事を思いだし、亜門に話す。
「あ!!仲間が県庁に向かってるからあたし等も急がないと…」
県庁の話が出た瞬間、亜門が叫ぶ。
「何だと!?あそこはまずい!!」
亜門が県庁へ走り出すと2人も急いで後に続く。
「どうして!?」
走りながら亜門に聞く刹那
「あそこで移植したんだ!!」
「え!?」
「博士は禁忌の因子が混ざっていたのを移植してしまったと言っていた。しばらくしてあいつが変わり、その場にいた人達を瞬く間に喰らい、俺は…」
亜門は苦悶の表情で話を途中で止める。
「急ぐよ!!」
刹那は亜門を気遣い、追求せずに黙って走る。
県庁前では…
「先輩!」
県庁の入口で倒れている女性に万里が気付き、4人は急いで駆け寄る。
「大丈夫ですか!?」
麻利央は女性が息をしているを確認すると抱き起こして話しかける。
「あ、に、逃げ…」
女性は目を覚ますと喋りかけている途中で眼が淡い紫色に変色したのだった。
続く
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