初体験

ど田舎高校卒業して、憧れの東京に就職した一年目夏、少し出たボーナスを手に、いわゆる吉原のソープに向かったんです。

雑誌で得た情報から、予算に合う店を選び、そこに行きました。

店名は忘れましたが、女の子の源氏名は覚えてます。

ユキ、ちょっとぽっちゃり系の可愛い人でした。

店に入ったときから、ガタガタ震えるくらい緊張してました。

数ヶ月前までは山間部のど田舎高校生でしたから。

友達もいなかったから一人で行ったんです。

店の男性に呼ばれ、案内された先にいたのがユキさんでした。

震える俺見てユキさんは初めてをすぐわかったみたいです。

リラックスさせようと懸命のユキさん。

いざプレイ初めても、緊張で勃起出来ない俺。

時間切れ。

その店のシステムは、入店料みたいなのをフロントで支払い、プレイ料を女の子に支払うシステムでした。

俺がユキさんにお金支払おうとしたら、すること出来てないから受け取れないと言われました。

そのかわり、今日使わなかったお金元に、また来て欲しい、そのときはきちんとしてあげると帰されました。

それから二ヶ月くらいして、また行きました。

ユキさん指名しました。

そのときはまあまあ落ち着いていて、無事童貞から卒業。

そのとき、本来ならかかる指名料をユキさんは受け取りませんでした。

入店料きちんと貯めて、また来てくれたことに敬意を払ってくれたのです。

冬のボーナスでもまた行こうとしましたが、ユキさんは辞めていませんでした。

別な女性としたんですが、ユキさんの話したらその女性、ユキさんをこの業界の人らしくない、人間味溢れる人で、私は好きだったと評しました。