「暴力を使ってでも国家に対して戦うことはある」中核派の活動家が杉並区議に初当選
新左翼「中核派」の学生団体「全学連」での政治活動で知られる洞口朋子さんが4月22日、東京都の杉並区議に初当選した。杉並区の公式サイトで発表された。
洞口さんは3275票を獲得。当選者48人中で18位だった。
本人の公式サイトなどによると、洞口さんは1988年、宮城県仙台市に生まれる。2008年に法政大学に入学し、中核派系の全学連に加入。
中核派の新聞を紹介するYouTubeチャンネル「前進チャンネル」のキャスターとしても活動していた。
AbemaTimesに2017年に掲載されたインタビューの中で、洞口さんは「暴力を使ってでも民衆の側が国家に対して戦うことはあると思っていますし、私はそういう運動が本当に社会を変える力を持つんじゃないかなと思っている」と訴えていた。
■中核派とは?
2018年1月の警察庁の資料「極左暴力集団の現状等」によると、「中核派」は正式名称「革命的共産主義者同盟全国委員会」だ。1963年に「革マル派」と分裂して発足。
勢力は約4700人で、機関紙「前進」を発行している。非公然組織を持ち、過去には数多くの「テロ、ゲリラ」事件を敢行したという。
2019/04/23 11:18
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