ギャンブル依存症３

2011/3/11 東日本大震災。

この日、俺はいつも通りパチンコ屋にいた。
強い揺れ、地震が横浜を揺らした。

パチンコ屋の対応は安全確認の為、客を外で待たせた。
安全確認終了後パチンコ屋は客を店内に戻し通常に営業。

夕方6時頃、俺はパチンコ終了し外へ出る。
ん！何か様子がオカシイとこの時始めて気付く。
煙草を買いにコンビニに行ったら大混雑、品物も殆どない。
家に電話をかけるも通じない。車で慌てて家に向かう。
途中から辺り一面真っ暗、信号機も消えている。
停電だ。
自宅に着く、真っ暗な家の中でロウソクで待機してた家族が俺が帰って来るのを本当に心配していた。
「電話も通じないないし、あんた今まで何してたの！」と怒られた。
勿論「パチンコ屋にいた」なんて言えなかった。

パチンコ屋の中に要ると外で何があっても気が付かない程夢中になってしまう事がある。

そのパチンコ屋は大震災が起きている事や市内各地で停電が発生してる事のアナウンスも無かった。

パチンコの恐ろしさを再認識した出来事だった。