法人所得増加、初の６０兆円台＝１５年度の税務申告－国税庁

　２０１５年度に決算期を迎えた全国の法人の申告所得総額は６１兆５３６１億円で、前年度より５．３％増加し、過去最高額を更新したことが２７日、
国税庁のまとめで分かった。所得総額が６０兆円を超えたのは初めて。

　申告税額は１．９％増の１１兆３８４４億円で、所得総額とともに６年連続増。企業の業績が引き続き改善していることが背景とみられる。

　今年６月までの１年間に納付された源泉所得税と復興特別所得税も公表され、前年同期比で７．５％増の総額１７兆９４１７億円。
内訳では給与や配当など各種所得が増えたが、利子所得等は１２．９％減の３９６７億円だった。金利低下の影響とみられている。

時事通信（2016/09/27-17:27）