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あぷろだで落とせない人がいるとのことでしたので こちらにもSSを掲載させてもらいます 連投になりますが何か問題ありましたら削除します その日の海も普段どおりに無限の青をたたえていた。 水平線の遥か彼方から訪れる波は時折岩とこすれ合い白く泡立つ。 その波が足元にかかるようなところに果南はたたずんでいる。 空はたまに不規則に流れる雲が太陽を隠すくらいであったし 風や波もまた至極おとなしい。生命の源となった青の中に漂うには全く問題のない状況だ。 「……ふぅ」 果南は小さくひとつ、息を唇の間から漏らす。 彼女の体を包んでいるのは海の青とよく似た色を基調にしたウェットスーツ。 育ちのいい果南の体の形を強調させるくらいに肌と密着していた。 ウェットスーツの下には水着をまとってはいるが首から下、大半の部分は 伸縮性がありながらもどこか自由を拘束している感覚を与える素材が占拠しているのだ。 両手にはグローブ、両足にはブーツが装着されている上に 腰には海の中での沈降で必要なウエイトがありこれから行われるのが単なる水泳とは違うのを示している。 (……行こう) 口内に残った唾液を喉の奥へと送り込むと果南はゆっくりと体を海へと向かわせていく。 立っていた岩場は歩き方次第では手や足を切ってしまいそうだが 歩くために力を入れてもグローブやブーツが肌を守ってくれる。 岩の硬さが適度に体へと伝わってくるのが果南の気持ちをたかぶらせる。 岩場の波があまり入ってこないところから果南の体は海の水に触れていった。 ブーツが浸かった程度では塩分を含んだ海水の触覚や水温はまず伝わらないものの ふくらはぎ、ふともも、足の付け根や尻と歩を進めるごとに 海水と接する面積が増えると次第に体が大気と切り離され海に誘われていくのが理解できた。 (あぁ……この、感覚) 女性と少女の中間まで育った股間が完全に海中に没すると果南の頬がかすかに赤く染まる。 それは単に海水の温度が水道水よりも低いからというだけの問題ではないように思える。 果南はさらに一歩ずつ岩場から離れて腹部から胸までを海へと沈めていく。 ウェットスーツからでも形がわかるくらいに主張している胸は歩くたびに揺れて わずかに海の水に波紋を作っているふうにも見えた。 (もう少しで、全部入っちゃう……っ) 果南は全く迷うこともなく海の深いところへと進む。 水中で呼吸するための装備などひとつもないのだが足を止めようとはしない。 やがて首から下が全て海に隠れてしまったところで そっと立っていたところを蹴って海中へとその身を預けていく。
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