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=48.断罪と十鬼= (成る程…俺もこの人に既視感があったが、そういうわけか…。納得だが、カムアの奴…一体”どこまで知っていて”俺とこの人をマッチングしやがった?) レイエン家に行く際、Kはアッシュに真剣にレーヴァの足止めを依頼してきた。それは技量の問題だけだったのか?それとも…。しかし、それを考えている余裕は既にない。レーヴァからこれまでにない”剣気”が放たれていた。それも魔力を帯びて! 「涓滴岩を穿つというが、魔力素養のない私でも”剣”にのみ魔力を注げば、このくらいの事は出来るのだ。」 「いやいやご冗談でしょう?魔力素養がないだなんて!」 アッシュが驚くのも無理はなかった。剣に込められたそれは、勇者レベルの剣気のそれを遙かに凌駕していた。剣気と魔力のオーラが重なり、それは倍加どころか乗倍化されて巨大な光の剣となっているのだ。 「伯爵位の魔爵を倒した一撃か…」 アッシュも覚悟を決めた。刀を鞘に入れるが如く、銃剣を左腰に乗せ、そして大きく体を捻った。レーヴァとは逆にアッシュの剣気は”消えた” 「俺の”とっておき”です。すみませんが、命の保証は致しかねます」 レーヴァが微笑んだ。それが答えだった。 「アッシュ!!」 =魔光刃 ”断罪”= かつての災厄戦で伯爵位の魔爵の体を裁断した光の刃が振り下ろされた!神速の一振りである。 「秘剣… 隼…」 =”十鬼!”= 居合い、神速の回転からなる銃剣の剣圧が、発砲された魔弾のエネルギーを纏い、更に凝縮された魔力を抜刀と同時に爆発させて作った刃を重ねる。その刹那に作られる”絶対の刃”で瞬時に敵を十字に切り刻むのが"隼”である。更にそれを同時に十段重ねるのが”十鬼”であった。 ””””カッッッッッッ!!”””” レイエン家大広間に閃光が走った。
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