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=49.リジル= レイエン家居城。大広間の奥は階段となっており、最上階はリジルの研究室となっている。何故そのような造りかと言うと、それはド・レインのある館と同じ理由である。 即ち、魔素を得やすい地形においては、その最たるは中心部であり、更に魔素供給塔から円滑に魔素を取り込める場所はその最上階であるからだ。 Kがその扉を開けると、中にはまだ少年の様相を残した術士が被っていたフードを脱いで出迎えた。 「リジル様、お久しぶりです」 「ん… ああ、やはりカムア殿か。いきなり現れた魔力の波動がそうだったからな。しかし…貴方が非公式にやってくるのは…」 ふぅ…とため息をつくリジル。その理由は勿論…。 「嗅ぎつけてしまったのだね?僕の禁忌術を…」 リジルは壁際にいた。しかし、そこは間取りからいえば、中央部のはずであった。 「カモフラージュは意味を成しません。間取りからしておかしいので…」 「それもそうだ。つい悪い事は隠したくなるものだね…。貴方に見つかりたくないと咄嗟にやったのだが…」 赤面しつつリジルがカモフラージュを解く。すると…。果たしてそこは部屋の中央部であり、巨大な魔方陣が描かれていた。その中には…巨大な魔物が…異形なる"魔”がいた。
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