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[158]dicek
12/21 15:09
火山。
そこは溶岩が流れ灼熱のマグマの吹き出す、ハンター達にとっては危険な地域。
だが、そこに棲むモンスターたちにとってはまたとない環境である。特に溶岩の名を冠すウロコトル。
物語はその群れから始まった。
『最近アグナの兄さん、調子こきすぎじゃね?』
『だな』『んだべな』
『俺らより体躯があるからって幅きかせ過ぎだし、そろそろ出てってもらうか』
『だな』『だべ』
「ん?何の話をしてるんだおめーら?」
(ヤベ)
(…)
(ダベ)
「どうした?それより今日分の火薬岩が納められてねーけどまだか?」
『これから兄貴のとこ届けにいこうと思ってたんすよ!』
『そ、それより今兄貴の噂してたんす!相変わらず兄貴の嘴はハンパねぇって!』
「おめーらにもあんじゃねーか」
『俺らは潜って出るくらいしかできねぇけど兄貴は自由自在に泳ぐじゃないすか!まじパネーっす!』
「そ、そうか?まぁ名前がおめーらと違うからな!」
『そっすよ!俺らなんてせいぜい火山のボロピッケルみたいなもんスけど、兄貴はグレートピッケルっす!』
『っす!』
『だ、だべー!』
「まあな…(火山を見上げる)」
『どこまで潜れちゃうんスか兄貴は?俺らには真似できないっすけど』
「よし、いっちょやってみっかー(野○雅子)」
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「ぷは」
「やっと出たけど」ブルブル
「やべーな」ブルブル
「な、んだこ、こは…」
極寒の大地凍土が彼を包んでいた。
「やべっ体動かさねえと凍えちまう」
ザクッ
ザクッ
ザクッ
ザクッ
彼のグレートピッケルは凍土でも健在だったがあまりにも環境が違うためしばらく動き続けた。
凍土に住み着く氷牙竜とも何戦も戦い、退けた。
気づいたら彼の表面の溶岩は、冷え固まり、剥がれ落ちてしまい、知らないうちに氷や雪が付着していた。
そんな彼の恐ろしさを後にハンターたちは知ることとなる。
------------------
『兄貴結局どっか行っぢまっだべな』
『だな』
『だな』
バサッバサッ……
IP:59.135.38.152
UA:SN3I
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