友達集まれ

チエはどろろん学院で化学（バケガク）を専攻する女学生
ちょっと引っ込み思案な性格のおかげで地味にクラスメートから虐めに遭ってました
そして今日は授業の前に転校生の紹介がありました
先生「みなさん、新しいお友達レッサーパンダのもきちくんです。仲良くしてあげてくださいね！」
もきち（かわいい子多いな！）「オイラ都会村から来たもきちだよよろしく！」
チエの後ろに座った転校生もきちがチエの背中をツンツン
チエはあがり症なので応じることも出来ずに顔真っ赤にしてうつむいたまま
そしてお弁当の時間になりました
もきちがチエに言う
「ねえ、一緒にランチしようよ」
チエはモゾモゾしながら
「あ、あたしはお弁当持ってきてないから…」
もきち「なんで？」
チエ「う、裏山にご飯あるから…」
もきち「じゃあ裏山で一緒に食べようよ」
チエ「あ、あたしのごはんはミミズだから気持ち悪いよ…」
もきち「まじでミミズ？美味しいのそれ？」
チエ「お、おいしいよ…」
もきち「じゃあオイラのリンゴもあげるから裏山に行こう」
もきちがチエの手を引っ張って裏山に向かう二人
もきち「チエちゃんはミミズとあと何食べるの」
チエ「あ、あとはネズミや虫とか、かな…」
もきち「へーリンゴも美味しいから食べてみなよ、分けてあげる」
チエ「あ、ありがとう…」シャリッ「おいしい！」
もきち「だろ！＾＾」
もきち「ところでなんでそんなにオドオドしてるの」
チエ「あ、あたしどんくさいから…」
もきち「可愛いじゃん、友達になってよ」
チエ「う、うん！と、ともだち！あ、ありがとう！」
もきち「そのどもるのはなおらないの？」
チエ「き、きんちょうしちゃって…」
もきち「緊張なんてしなくていいよオイラチエちゃんの事気に入っちゃった仲良くしようね」
チエ「うん！」
もきち「どもりなおったじゃん」
チエ「ほんと！」
もきち「これから毎日ここで二人でランチしようか」
チエ「うん！ありがとう！もきっちゃ！」

こうして二人は即日友達になったのでした（つづく）