吸血鬼

恐らく吸血鬼を考える上で最も魅力的な属性。彼等は大抵、吸血鬼として再生した時の姿のまま永遠に生き続ける。ブラム＝ストーカーの小説のドラキュラ伯爵の場合、最初は老人として登場するが、吸血行為を行うことによって若返っているところを見ると老化と若返りを繰り返しているのだろう。
とはいうものの、民間伝承に於いてはこの属性は意外にもそれ程支持されていない。ジプシー達によると吸血鬼は40日、あるいは数カ月しか彷徨うことが出来ないという。
一度死んだはずの存在が活動を続けられることについての説は幾つか有るが、代表的なものは１、死体に悪霊（もしくは本人の霊）がとりついているというものと２、なんらかのウィルスに感染しているというものである。
一般に吸血鬼は歳を経た者ほど強力な力を有する。しかし、長く生きた吸血鬼はヴェルトアングスト（世界に対する不安）から自殺したり、太陽の光に身をさらしたりする。

吸血鬼さん、メンタルは弱い事実