中日ドラゴンズ３

犯罪だけじゃなく薬もやってるしなー

与田監督、競合石川引き「あの文字見るのが快感に」

<プロ野球ドラフト会議>◇17日

中日が17日、東京都内で行われたドラフト会議で1位指名した東邦・石川昂弥（たかや）内野手（3年）の交渉権を手にした。オリックス、ソフトバンクと3球団が競合。オリックス西村監督に続き、2番目に抽選箱から封筒を引き、ソフトバンク工藤監督と同時に封筒内を確認、「交渉権確定」が書かれていることを確認すると、右手でガッツポーズをした。

2年連続での大役を果たした与田監督は安堵（あんど）の表情を見せた。「あの文字を見るのが快感になっている。今年もこの文字が見られた。本当に運が良かった。今回は（クジを引く順は）トップじゃなかったが、上から行こうと思っていた。ホッとしたのが先に立った。去年とは違う感情だった」。強運の右腕は今年も健在だった。

石川は、地元愛知出身。今年のセンバツ優勝を経験し、日本代表で主砲を務めた。「野球の走攻守のバランスがいい。ジャパンでも木製バットでうまく対応していた。何よりも地元のスター。その選手を地元のドラゴンズで活躍させて、球界のスターになってもらいたい」。指揮官は18日、未来の和製主砲候補生と初対面する。

なお中日は、2位大商大・橋本侑樹投手（4年＝大垣日大）、3位東芝・岡野祐一郎投手（25＝青学大）、4位慶大・郡司裕也捕手（4年＝仙台育英）、5位菰野・岡林勇希投手（3年）、6位札幌創成・竹内龍臣（りゅうしん）投手（3年）、育成1位名古屋大・松田亘哲（ひろあき、4年＝江南）の7選手の交渉権を獲得。与田監督は「（この日の結果を）100点のドラフトにするのが目標。編成のみなさんの1年間の努力の集大成。編成の力でいいドラフトができた」と、長かった1日を締めくくった。

まさか今年も取れるとは思わなかったわ