おじいさんと骨董品

自分には骨董品が大好きなおじいさんがいました。

今はすでに他界してしまっているのでいないのですが、それでもまだおじいさんの自宅には骨董品が山のように残っています。

それがどのくらいなのかというと、まず一室がまるまる骨董品で埋まっている部屋があるのです。

その部屋には簡素なテーブルが置かれており、その上にはこれでもかというくらい敷き詰められている骨董品の数々が乗っかっています。

自分には骨董品の良し悪しは分からないのですが、ツボのようなものが多く、子供のころはその不気味な色合いが好きになれませんでした。

今でもそんなに好きなわけでは無いのですが、何となく骨董品を見るとおじいさんを思い出してセンチになってしまいます。

そんな骨董品の山をどうするかを今検討中で、ひとまず専門家に鑑定してもらった結果、百万単位で値がつくそうです。

売ってしまうのが一番スッキリするのかもしれませんが、今は亡きおじいさんがのこしたものだと考えると、どうしても踏み切れない部分があります。http://www.minorisyouten.com/

2015/09/06 23:20
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