ラッキーストライク | タバコレビュー

・ラッキーストライクメンソールライト

ラッキーストライクはかなり歴史の長いタバコで、18世紀より売られており紙巻としてスタートしてからも既に100年が経過する長寿ブランドです。
そんなラッキーストライクは現在人気が下火となった状態で、日本でも知名度の割にはあまり大々的に展開していないタバコとなります。
アメリカ本国に至っては縮小に縮小を重ね市場にはもはや両切りしかラインナップされていないとか…
国産でいうところのゴールデンバット的な扱いとなっているようです。

ただし高度に熟成されたたばこ葉を使うラッキーストライクは非常に香ばしく芳醇な味わいとなっており、これがたまらないと常に固定ファンがいる名に引けをとらない堅実な銘柄。
今回はそのメンソールを吸ってみました。

今まで結構なタバコを吸ってきましたがどういうわけだかラッキーストライクだけ未経験だったのですが
たまたまサンプルたばことして送られてきたこの緑ラッキー、吸ってみてなかなかおもしろいものでした。
一番の印象としては、なんというかこう…「堅さ」がありますね。
物理的にフィルターが硬いというのもあるのですが、あくまでイメージですけど硬水のようなかたさ。
比較するならばラークマイルドは口あたりのやわらかい軟水で、こちらはひとクセある硬水。
かなり真面目なタバコなんですよね。ちょっと観念的ですけど、堅実という言葉がぴったりで。
煙も濃く、味わいも煙感濃厚。甘ったるい香料もなくタバコらしいタバコ、真面目にタバコとして勝負してる感じです。
実際、すこし苦味があるというかかなり辛いタバコだと思います。
からい、言い直せば、濃い。なので結構においもクサイかもしれません
ラークやメビウスのようなライト感ある生易しいにおいではなくがっつりタバコ臭で、最初は「くっさ！指がウンコくせえ！」とその臭さに驚いたものです。
(基本的にはどのタバコも指はウンコ臭くなるものなのですが)
本当にタール値6mgか？と見紛うほど濃厚な煙…
よく「トーストの如き芳ばしさ」と言われる所以がわかったような気がします。低タール値とは思えないような、ノドにガツンとくる力強さ…これがラッキーストライクなんですね。なるほどなるほど
肝心のメンソールですが、これがまた弱い
ラークマイルドメンソールと比べるのもかわいそうなぐらいメンソールとしては弱い部類でしょう…
ただ個人的にはアイスブラスト筆頭に最近ブームになっている「メンソール感はバツグンだがスースーしすぎて喉が痛い」ような強靭メンソールタバコよりもかなり好みではあります。
しっかりタバコ感が欲しいけど、少しだけスッとする程度のメンソールは欲しいなぁ…という方にはぴったりのモデルです。
価格は現在460円と少々お高め。マルボロやセブンスターグレードのタバコですね。
ひところは「肺がん罹患率ワースト1」「天国に一番近い煙草」と言われ続け(なんの科学的根拠もないのに)その都市伝説のようなものがいまだに広く流布されるわけは
この濃厚な喫味と煙の量を鑑みればなんとなくそう言われるのもわからんでもないかなぁ…
と思ったり思わなかったりでした。
(そのようなデータはありません、タバコを吸っている時点で健康によくないのはどの銘柄でも同じです)
そんなこんなで、個人的にはラークマイルドメンソールあたりの清涼感が欲しいので
このタバコはどちらかというと非メンソールに近いように感じます。
気持ちメンソールがあってしっかりたばこ感を求める方にはおすすめのタバコですね。