浮舟～阿修羅道～

【お久しぶりです
前の旧BBSにて小萩を姉と呼んでた者です
自分のキャラ名を忘れてしまいましたが;】

(すみません、話をしようかと思いましたが、考えた結果ここはもう閉めます。今まで話を聞いてましたが、無理な要求は苦手なので…。今までありがとうございました。)

季節の空はいつでも愛を待つのだろうか？
真っ青な初夏の空の下で、出したばかりの黒い薄地の小袖を干しながら、一人思う。
久しぶりに、髪は高く結わないで、長く伸ばしたまま、両脇に三つ編みで紐飾りを付けた。

(大人の御伽草子に出てくるような、赤い彩りの部屋は夢だったという展開にしました。後に正夢となり、離宮で開かれた宴の後で繰り広げられる物語りに使いましょう。)

文には、また後日、城にて落ち合いたもう―。束の間の時を伴に―。と書かれていた。
それを読み、小萩は今日も上田城にて、派手に活躍する主の姿を思い、庭の池を泳ぐ鯉に餌をやり微笑んだ。

華やかな彩りの襖が開かれた中は、豪華絢爛な部屋で、几帳や行灯の調度品が置かれ、金の衝立が立てられた奥に、真っ赤な布団を二枚重ねた夜具が用意されていた―。通された部屋、これは夢か現か…。
小萩はビクっとして目が覚めた…。
小鳥の声、朝霧が視界を曇らせる。
夢だった…。しかも現に近い夢。
寝乱れた夜着を直し、隣を見れば主はいなく、書き残した文があった。
明け方に城に戻られたのだろう。

(明日ですか、いいですよ。分かりました、何とかしましょう。今日は体調良くないけど、もう少しだから頑張ります。)

(明日話したいことあるからいいかな？あとあれ消せないよ。無かったことにできないかな？あの文を)

(元気にしてますか？リアルに近い形が希望なら、戦場の野戦病院という設定で小萩を、看護婦として出すのはどうですか？)

(追記すみません…。どうしても話したい事が出来たので、少しでもいいから時間作れますか？)

(おやすみなさい…。急展開になった部分だけ、削除しといてくださいね。これからまた楽しみになりました…。)

幸村は小萩をある部屋に案内をする。それは着くまで黙っていたが赤一色で彩られた部屋に案内をし幸村は小萩のはしゃぐ姿を見ながら笑みを浮かべる。小萩は幸村の姿を見ながら我に返り下を向いてしまった。

一月が過ぎたね…。という小萩の、心の呟きに対するかのように、癖のない、艶やかな髪をいじる幸村様―。
彩女みたいに高くまとめ上げる前の髪は肩を滑る―。