１万円札５枚を５万９５００円で販売…人気フリマアプリ「メルカリ」現行紙幣や硬貨の出品禁止に

スマートフォンでフリーマーケットのように売買ができるアプリ「メルカリ」では最近、１万円札５枚を５万９５００円で販売するなど、現行の紙幣や硬貨を実際の価格を上回る値段で販売しようとする出品が相次ぎ、売買が成立する例も多くみられた。
クレジットカードを使って購入すれば、手元に現金がなくてもお金を調達できることから、クレジットカードの協会が懸念を示していたほか、インターネット上では「マネーロンダリングではないか」といった指摘もあがっていた。

これを受けてメルカリは、記念硬貨などを除いて現行の紙幣や硬貨の出品を禁止し、監視を強化。出品を見つけ次第、順次削除している。
メルカリは今年２月、２千円札や、穴の位置がずれた５円玉など「現行の硬貨・紙幣でも希少価値の高いものを出品したい」というユーザーからの要望があり、現行紙幣や硬貨の出品を可能にしていた。