１８歳長女に加熱式タバコ買い与えた母親「健康面でマシだと思った」　未成年者喫煙禁止法違反容疑で書類送検

１８歳（当時）の長女に加熱式たばこを買い与えたとして、神奈川県警は２５日、母親（４４）＝横浜市栄区＝を未成年者喫煙禁止法違反（親権者の不制止）の疑いで書類送検し、発表した。
母親は調べに「紙巻きたばこを注意してもやめず、加熱式たばこの方が健康面でまだましだと思った」と供述しているという。

県警によると、母親は長女が喫煙していることを知りながら、今年４月に自宅で加熱式たばこを与え、喫煙を止めなかった疑いがある。
長女が５月に職務質問を受け、所持品から器具が見つかっていたという。

■厚生労働省「青少年期に喫煙を開始すると、がんなどの危険性が高まる」

青少年期に喫煙を開始すると、成人後に喫煙を開始した場合に比べて、がんや虚血性心疾患などの危険性がより高くなります。
肺がんでは、２０歳未満で喫煙を開始した場合の死亡率は、非喫煙者に比べて５．５倍となっています。
また、「平成１０年度喫煙と健康問題に関する実態調査」（厚生労働省）によれば、吸い始める年齢が若いほどニコチンへの依存度が高い人が多くなるという報告が出ています。