狙われた“世界一の企業秘密”　中国のライバル会社に売り飛ばした男「金と仕事で見返りあった」

高い技術力を誇る企業から情報を盗み出す“産業スパイ”事件。
いま、ものづくりの核とも呼べる重要な情報が流出する事件が相次いでいる。

１９日、愛知県豊川市の大手工具メーカー元社員の男が、中国のライバル会社に営業秘密を漏えいしたとして逮捕された。
不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、「オーエスジー（ＯＳＧ）」元社員・花見和敏容疑者（６２）。

花見容疑者は今年１月から２月にかけ、不正に利益を得る目的で、社内の営業秘密であるネジ穴を加工する「工業用タップ」の設計データなどを持ち出した疑いがもたれている。
調べに対し容疑を認めたうえで、データを渡したとみられる競合他社に勤める中国籍の男から、金銭面と働き口、両方で見返りがあったと供述している。

中国籍の男もＯＳＧ元社員。この男は中国に帰国し、ＯＳＧの競合他社で働いていたが、新会社を立ち上げるなどの事業を計画。
花見容疑者には新会社のコンサルタントとして迎え入れる話をしていたという。警察は、どちらが主導となり不正が行われたなど全容解明を進めている。

ＯＳＧは、金属などに開けた穴にネジ山を加工する主力製品の切削工具「タップ」の世界シェアトップを誇る。
花見容疑者は４０年以上にわたり勤務。犯行時は企業秘密に当たる工作図や製品の企画データにアクセスする権限を持っていた。
ＯＳＧが２月に実施した内部調査で、花見容疑者が情報を漏らしていたことが分かり、６月２７日に懲戒解雇され、ＯＳＧは７月４日、県警に相談。８月１日に告訴状を提出した。

産業スパイ情報に詳しい梅村陽一郎弁護士はこう指摘する。
「産業スパイ情報が流出し、海外の企業が安価に製品を輸出すると、日本の企業の販売が伸び悩み新しい研究ができなくなる。日本の産業が衰えていくことが考えられる」

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2017/10/21 13:55

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[9]匿名

10/23 01:40

中国自体が製造脱却できない状況の中、国体維持に足掻く当たり前の行動だろうね。
伊達や酔狂で世界ニ位で国体維持し続けた日本の後釜に着こうというなら、第一、ニ、三次産業＋四次産業までも継いで頂けなけれは無理と言うもの。
第四次は辛いわね、企画、開発だからね、無いものねだりの新規開拓というコストと時間とのいたちごっこやからね、精々頑張ってパクり払拭してくらはい。

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[8]匿名

10/22 16:21

車の踏み間違え事故よりも､これこそまさに老害では？

…にしても､特に中国は｢これ(マネー･ハニートラップ?)｣で経済&軍拡を発展させてきたのでしょうか？…

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[7]匿名

10/22 06:18

中国に最新極秘技術を盗まれるってのが特に許せない！

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[6]匿名

10/22 05:46

会社は社員ですら信用しちゃいけない時代になったんだよ。悲しいがこれが現実