愛媛県警、災害に乗じた犯罪対策　２４時間体制でパトロール→火事場泥棒逮捕

愛媛県警大洲市で１７日夜、浸水被害により休業中のビデオ販売店に侵入した男が現行犯逮捕された。
建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されたのは、喜多郡内子町の会社員・野本慎悟容疑者（３０）。

大洲署によると、野本容疑者は１７日午後１０時半ごろ、浸水被害で休業中の大洲市内のビデオ販売店に侵入した疑いが持たれている。
警備会社からの通報を受け“火事場泥棒”対策として２４時間態勢で警戒中の警察官が野本容疑者を現行犯逮捕した。

野本容疑者は合鍵を使って侵入していたが、ビデオ販売店の従業員や元従業員ではなく、調べに対し「ＤＶＤを盗むつもりで侵入した」と供述しているという。
ビデオ販売店の関係者は「浸水で流れ出たカギを使ったのではないか」と話している。

豪雨を受けて愛媛県警は、災害に乗じた空き巣などの犯罪がおきるおそれがあるとして、大きな被害が出た大洲市、西予市、宇和島市、それに内子町で、２４時間体制でパトロールを行い警戒を強めるとともに住民に注意を呼びかけている。