【ナイジェリア】拉致女生徒８２人解放＝ボコ・ハラム戦闘員と交換

ナイジェリア北東部チボクで２０１４年に女子生徒２７６人がイスラム過激派ボコ・ハラムに拉致された事件で、大統領府は６日、８２人が解放されたと発表した。数カ月にわたる交渉の結果、拘束されているボコ・ハラム戦闘員の身柄引き渡しと引き換えに、解放されたという。
　交渉に関わったことのある議員は、交渉は「３、４カ月ほどかかった」と説明。生徒の大半は「良好な健康状態だ」と語った。
　被害に遭った生徒のうち、５７人は拉致直後に脱出。昨年１０月には赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）やスイス政府の仲介で２１人が解放された。