漫画家・森田まさのり、有名漫画家から言われた屈辱的なひと言明かす

22日深夜放送のラジオ番組「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」（TBSラジオ）で、漫画「ろくでなしBLUES」「ROOKIES」の作者である漫画家・森田まさのり氏が、有名漫画家から言われた屈辱的なひと言を明かした。

番組では、森田氏がゲストで登場し、漫画家人生を振り返る中、「絶対に売れてやると誓ったあの日」にまつわるエピソードを披露した。
まだ売れる前の森田氏がいたマンションの下の階に、超有名漫画家が住んでいたらしい。
ある日、その漫画家の部屋でパーティーが開催され、森田氏にもお誘いの言葉がかかったそう。森田氏は天にも上るような気持ちとなり、いい服に着替えて下の階に向かった。

しかし、森田氏が部屋を訪れた途端、その場にいた有名漫画家たちは一瞬静まり返ったという。その上「うわぁ、本当に来たよ」「マジかぁ」という声とともに、笑い声がドッと巻き起こったとも。
森田氏は屈辱に震え、「コイツらには負けるか」「いつか絶対に売れてやる」と誓ったという。なお、森田氏は当該漫画家の名を明かしたが、規制音で伏せられてしまっていた。

森田「僕、頑張るのって、悔しさなんですかね。悔しさがバネになってるのかもしれないですけど。
僕が、昔住んでたマンションがあるんですけど、そのマンションに、僕が住んでたちょうど下の部屋に、超有名作家さんが住んでたんですよ」

伊達「作家さん？」

森田「漫画家さん。超有名漫画家さんが、ちょうど僕の真下に住んでたんですね。僕が、『ろくでなし』始まってまだ間もなくだったと思うんですけど。だから、そんな売れてないんですよ。
その頃に、『下の部屋が、なんか騒々しいなぁ』って思ってたんですけど、どうやらパーティー。色んな作家さんを集めて、パーティーをやってるらしかったんですよね。
僕なんか、呼んでもらえるわけないな、と。そう思ってましたよね。そしたら、しばらくしてですね、『トン、トン』と。その先生が、他の先生連れてやってきたんです。
『森田君、今、下でパーティーやってるんで、来ない？』と」

富澤「あら、お呼びがかかった」

森田「『凄い、これは』と。それは天にも昇る気持ちで」

富澤「『行っていいんですか？』と」

森田「はい。嬉しくて。それは、もらいもんですけど、家にあったワインを持って、ちょっといい服に着替えて」

伊達「おお」

森田「行きますよ、それは、下に。下に着くと、中から楽しそうな笑い声が聞こえてくるわけですよ。
こっちは、ドキドキしながら『行くぞ』と。で、トントンってノックしたら、一瞬、笑い声がピタッとやんで、ドッと笑ったんです。
その中から、『うわぁ、本当に来たよ』って聞こえてきたんです。『マジかぁ』って聞こえてきたんです。
多分、その先生が来てくれたのは、『今、下でパーティーでやってるから、騒々しくしますよ。一応、言いましたからね』っていうことなんです」

伊達「ああ」

森田「『誰も呼んでないよ』って。それを僕は、呼んでもらったと思って、行きました。

伊達「ああ…ちゃんと着替えて。『マジで来てんじゃん』みたいなことですよね？」

森田「中入りましたら、ちゃんと担当さんらしき人が、にこやかに迎えてくれましたけど。僕、何を喋ったか全く覚えてないです。ただ、いた奴の顔、覚えてますよ(笑)
『いつか、絶対に売れてやる』と誓った日の出来事でした」

伊達「うわ、これはね…聞きてぇな、その先生。誰だ？」

森田「○○です」

伊達「そのマンションには、そうそうたる漫画家さんがいらしたってことですか」

森田「そうですね。…超えましたね。いや、まだまだなんですけど(笑)」

伊達「いや、超えたでしょ」

森田「超えるまで頑張ります(笑)」

伊達「超えたと思ったから、今日、発表したんでしょ？(笑)」

森田「いえいえ(笑)」