あまりに個性的



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[4]キーストン
emoji[clock]12/17 14:11
(誰もが泣いた快速馬)

昭和40年の第32回ダービー優勝馬キーストンの馬名は
アメリカのペンシルバニア鉄道特急からとったといわれている

他馬の存在など全く知らないかのように超然と走るこの馬の姿は
その名前にふさわしかった

距離の壁があって菊花賞は2着
春の天皇賞も5着

しかし
2000メートル以内なら
小気味よいピッチ走法で特急列車のようにまず確実に逃げ切った

24戦18勝の戦績で迎えた昭和42年
阪神競馬場の阪神大賞典

鞍上は山本正司騎手

新馬戦からダービー、菊花賞を戦った主戦ジョッキー

負担重量の59キロはすでに3度も経験済みで
3度とも勝っている

当然の1番人気で
誰もがこの小柄な快速馬が先頭でゴール板を駆け抜けると思っていた

スタートはテンから飛ばし
向こう正面では8馬身差の先頭

3コーナー、4コーナーを回っても先頭

当たり前のレース展開をみんなが確認しているとき
山本騎手が突然
落馬した

キーストンは前脚の一本を骨折

気絶して動かないデビュー以来の主戦ジョッキーに
キーストンは折れた前足を宙空にブラブラさせながら
近寄って鼻をすり寄せた

気がついた山本騎手は手をあげてキーストンの首をさすった

他馬はとっくにゴールを駆け抜けていたが
握った馬券に関係なく
満場がこの光景を見ていた

そして泣いた

キーストンは予後不良による殺処分

これが稀代の快速馬の最期だった


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[3]インターアックス
emoji[clock]12/10 14:06
(デカ馬)
中央競馬のハクレボーは
昭和61年の2回函館4日目に
616キロで走った
結果は4着

オンワードマスターは
平成3年の2回京都6日目に
590キロで勝っている

平成7年3月に中央入りしたインターアックスは
中央の7戦では最高606キロで走り準オープンクラスを勝てないままに引退したが
中央入り以前の南関東川崎では607キロで走り勝った経験がある

川崎と大井で16戦11勝の好成績だったが
11勝はデビューからの11連勝で
その9連勝目に607キロを記録した

なにしろデカイから食い気も旺盛

デビュー前は660キロまで太っていたという

絞るのがひと苦労で
カイバにはオオバコの実の殻をすり潰して混ぜていた

11連勝の源はオオバコダイエットだった

中央入り後は
7戦のうち三度588キロまで絞って走ったが
結果は15、7、12着

どうやら腹一杯食わしてくれなきゃ走ってやらないとすねていたようだ

中央2戦目に3着に好走したが
後は見せ場のないまま引退した

G1レースデカ馬はヒシアケボノだ

平成7年のスプリンターズSでビコーペガサスに圧勝した時が560キロ
平成8年の10月に夏休みから戻ってきた時
580キロまで太っていた

そのスワンSでひとっ走りしてきたら腹が減ってまた食った

次のマイルCSが582キロ

結果は15着に敗れた

まさに馬肥ゆる秋


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[2]カシノテンリュウ、カシノリュウジン
emoji[clock]11/29 07:41
(最後の霧島賞で親子丼)

霧島賞という特別レースは夏の小倉競馬の風物詩のひとつだった

全国の中央競馬のなかで
小倉の番組だけにある九州産馬限定レース

北海道日高産に押されて年々弱体化しながらも
準オープンにあと一歩のところで
どっこい生きていく姿には
明るく豪快な九州人のたくましさが投影されていた

その霧島賞が平成9年からは小倉から姿を消し
地方に移った

したがって平成8年の霧島賞は小倉での最後のレース

中央競馬最後の霧島賞
そこで前代未聞の珍記録が飛び出した

最後のレースを惜しむかのようにエントリーしてきた九州産馬は14頭

霧島賞には珍しい多頭数

まずカシノリュウジンがマイペースで逃げた

9番人気の牡5歳馬

ゆっくりと先行し
4コーナーを回っても余裕十分に後続を引き連れる

そして直線半ばで一気にスパートすると
カシノリュウジンは2馬身ほど後続を突き放した


その瞬間
内に滑り込んできた鹿毛馬がいる

十番人気の牡4歳馬カシノテンリュウだ

見る見るカシノリュウジンとの差はつまり
ゴールではカシノテンリュウが内からクビ差かわして先頭で勝負をつけた

10番人気と9番人気の馬連AFは11230円の万馬券

しかしこのくらいの配当では小倉のファンは驚かない

枠連時代に12万3410円の記録を生んだ競馬場だ

大穴には慣れている

だが1、2着の2頭がとんでもない親子丼だったことにファンは一瞬目を疑った

カシノテンリュウとカシノリュウジンは年齢こそひとつ違うが
ともに父シンウルフと母トモリュウシンゲキの間に生まれた全兄弟だ

そして馬主はともに柏木務オーナー
ともに鹿児島県の釘田義教さんの牧場で生まれていた

さらに両馬とも須貝彦三調教師の管理馬だから
馬主、生産者、調教師がみなおなじうえに
馬の父と母まで一緒の一つ違いの兄弟

さらにさらに
なんとこの2頭を世話していた厩務員までもが同じ人だった

これぞまさしく究極の親子丼
空前絶後の珍記録


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[1]
emoji[clock]11/13 16:51
キョウエイウォリア

(11歳で重賞を勝った馬)

11歳で重賞を勝った馬が
キョウエイウォリアだ

平成元年の春
中山大障害で4歳のメジロマスキットに2馬身差をつけて快勝した

昭和57年3歳でデビューしたキョウエイウォリアは平地で12戦未勝利

早々と平地に見切りをつけ
障害入りしたのが3歳の10月

3歳で障害入りする馬も珍しいが
中村均調教師はジャンパーとしての素質を見抜いていた

3戦目に見事障害初勝利を飾り
以後8年間にわたり30戦
阪神障害Sなどに6勝し
迎えた31戦目の中山大障害が通算7勝目
年齢はもう11歳になっていた

走るだけが目的ではない

あくまで中山大障害制覇が目標だ

何しろ中山大障害には二度チャレンジして
3着3着

そして前走の東京障害特別が2着

この歳で若駒のように順調に成績を伸ばしてきていたのだから
11歳という年齢に気付かない人も多かった

画像サムネイル24kb

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