猛省

京都御所にある左近の桜と右近の橘

平将門が枝を挿し木して持ち帰り石井営所近くに植えたとされる

春に成ると白雲のように花を咲かせたと云う

九重桜

2021/09/01 17:41
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[1]九重桜

09/01 17:49

平将門は平将良の次男として産まれる通称は相馬小次郎

母親は守谷の犬飼氏の娘母親の実家犬飼氏の館で産まれる
将良には上に国香と良兼と云う兄がいたそして弟に将正がいたが

父親平高望は三男の将良を可愛がり将良にだけ少し多めに財産を渡したもんだから

兄貴達も弟達も面白く無い

しかも兄弟達は源守(嵯峨源氏)の娘をそれぞれが輿入れをしているが将良だけは源守とは縁戚で繋がらない
この事が後々に一族を巻き込む平将門の乱の遠因と成っていく

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[2]九重桜

09/01 17:56

国香と良兼は談合し都に行き高い冠位を得たら羽振りが良くなると将門を唆す

国香の息子で嫡男の貞盛も行くからとされ将門は都に行き滝川武者と成るが
貞盛は桓武平氏宗家の御曹司ただしそんなのは都に行けばゴロゴロしている
問題は貢物をどれだけするかで冠位は決まるのがある

貞盛は妥当に冠位が上がるが将門は現代で云うなら巡査みたいなもの

桓武平氏など珍しくも何ともない桓武天皇は子沢山だった事から

姓を与えて地方に飛ばしたのがある

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[3]九重桜

09/01 18:51

洛中を見廻りをする将門屋敷に入って行く一団を見つける

塀に上がると蔵から何かを運び出している盗賊に違い無い一団は面を着けている

将門は弓を引き絞り盗賊に矢を射る盗賊の背中に矢が刺さる
盗賊
｢頭は逃げてくだせい｣

頭は矢を抜こうとするが将門の次の矢が面を掠めていく

般若面が地面に落ちる

頭目は女だった
将門
｢動くな死ぬぞ｣

頭
｢何だって私達を殺るってのかい｣

盗賊達は塀に飛び上がり逃げて行く

頭目
｢良い腕だが甘いね人間を射ったのは初めてかい的とは違うんだよ的とは｣
盗賊達は逃げていった射殺した仲間を連れ帰る将門

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[4]九重桜

09/01 18:56

上司
｢馬鹿者殺したのか検非の役目は盗賊の捕縛だぞ殺したら意味が無かろう｣

将門
｢逃げられてはと当てましたが問題ありますか｣

上司
｢違うはそうでは無い行け次は捕まえるんだぞ｣

将門は不思議な事を言うと感じる

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[5]九重桜

09/01 19:12

洛中を廻る
胴着を来た仲間が屋敷に入って行く

盗賊だとまた塀に上がり弓を引いては放ち引いて放ちと次々と盗賊を仕留めていく

立ち烏帽子が混ざっている

狙いを定め矢を放つと立ち烏帽子は矢を太刀で斬り伏せる

立ち烏帽子
｢大した腕前だが最初から胸を狙うか

我が名は暁王
射い抜いてみよアハハハハハハ
｣

塀に飛び上がり暁王は云う

暁王
｢良い事を教えておこう殺すよりも捕まえてケツ持ちにつきだした方がお前の生活は楽に成るぞ｣

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