DESTRUCTIVE-MONSTER
上咲龍斗(カミサキ・リュウト)33歳はひょんな事から異世界に転生してしまう……というストーリーです。
小説家になろうで書いていた物を移植+多少改変して載せます。
残虐描写や茶番があります。
それでも良ければ……
ゆっくりしていってね♪
Ryz
2018/11/16 03:00
UA:P06A
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残995件カキコミ可 1/1n
[1]Ryz
11/17 10:21
1 序奏
神官サラは辟易していた。
目の前の男が行う数々の所業に。
そして感覚が麻痺してきている自分自身に。
「……はぁ」
「どうかしたか?」
プチン!
「どうしたもこうしたもない!アンタの魔法は無茶苦茶だ!いや魔法だけじゃない!何もかもが無茶苦茶だ!何をどうしたらそうなるんだよ!」
一息で捲し立てる。
「……なぁ」
「はぁはぁ……何ですか?」
「怒ってて疲れない?」
「誰のせいだと思ってんだ!」
「お前の自業自得だろ?」
「……はぁ」
この人はこういう人でしたと思い直してため息を吐く。
「しかしよぉ」
「何ですか?」
周囲に転がっている物体を見回して言う。
「飛竜って意外と大した事ないんだな」
「……はぁ」
炭化したそれを見て、彼女はまたため息を吐いた。
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[2]Ryz
11/18 08:51
2 脱落者
俺の名前は上咲龍斗。
享年は33歳。
俺は今、この何も無い空間の真ん中で、胡座に頬杖というスタイルで成り行きを見ている。
ここにいるのは、俺を含めて5人。
「オイコラ!ここどこだよ!」
DQN系の男が喚き散らす。
「はわわわわ……これはもしかしたらもしかしちゃってるのでせうか!?」
瓶の底みたいな眼鏡の女は何やら興奮しているみたいだ。
「うぅ……」
おとなしめな少女は不安げな顔で踞っている。
「これは……ふむ……」
サラリーマン風の男は周囲の様子を観察している。
その時……
シュゥゥゥーッ……
何も無い空間から光の玉が突然現れる。
「初めまして、皆さん」
「な、何だテメェは!?」
「私は、そうですねぇ……皆さんの言葉で表現すると『神様』でしょうか」
「キターーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
瓶底眼鏡が叫ぶ。
「異世界転生イベントッスね!?まさしく神ッ!神ってるッスよ!!!」
「ウルセェェェェェーッ!!!」
あ、DQNに怒られてる。
「話が進まねぇだろうが!」
「ヒィィィーッ!?スミマセン!!!」
「……あ、続きをどうぞ」
サラリーマンに促されて、それでは、と話し始める。
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[3]Ryz
12/13 01:18
「これから私の管轄する世界……『ウィンディア』に転生していただきたいのです。ですが……」
「ですが、とは?失礼ですが何か問題でも?」
サラリーマンの質問に言いにくそうに答える光の玉。
「その……ウィンディアに転生出来るのは……お一人だけなんです」
俺以外の全員がお互い顔を見合わせる。
因みにここまでで、俺は一ッッッッ言も喋っていない。
「……なぁ」
手を挙げた俺を全員が見る。
「どうでもいいけど早くしてくんない?」
「「「え?」」」
「っていうか、もうそこの瓶底眼鏡……そいつでいいだろ」
「わ、私!?」
「行きたかったんだろ?」
「それは、まぁ……」
「ちょっと待てよ!」
DQNが喚く。
「アンタは良いのかよ?」
「……俺達は全員死んでるんだ。既にな。それはもうどうしようもない」
「だったら……」
「それに」
DQNの顔を見上げる。
「……俺は『異世界』なんてモンに夢も希望も持っちゃいない」
ニヤッと笑うと全員が押し黙る。
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[4]Ryz
02/01 20:58
「だからよぉ……」
その場にスッと立ち上がる。
「さっさと処理してくれない?」
「……判りました」
光の玉がそう言うと、スポットライトのような光が行ったり来たりを始める。
「それでは、最初の脱落者を発表いたします!」
どこからともなくドラムロールが鳴り響く。
「最初の脱落者は……
カミサキ・リュウトさんです!」
だろうな。
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[5]Ryz
03/28 11:38
3 転・生・準・備
「それではカミサキさん以外の方はあちらにお進みください」
光の玉がそう言うとパルテノン神殿みたいなゲートが現れる。
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