四六時中



時計を見ると午後3時

やばい。遅刻だ…

車をぶっ飛ばし店に向かう。案の定皆出勤し慣れた手つきでそれぞれの仕事を行っている

「あは-ゆうきさん今日もっすね〜。」

そう声を書けてきたのは店長のユースケ。

「おー。わりぃ…おはよ」

俺は居酒屋とかバーとかキャバとかまーそういう水商売的な店をなん店舗かまとめる役職で といっても偉ぶってどかっと座ってるタイプではなくもちろん現場にもでるし
長いバイトの女からは
ゆうちゃん〜なんて呼ばれる全然上司だと思われてないような笑

まっ楽しく仕事してたんだよね!

ゆうき
emoji[clock]2012/02/07 01:23



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[1]ゆうき
emoji[clock]02/07 02:10
そんな中でナナと出会い

こいつは若いくせに努力家で負けず嫌いで強情なとこもあるけど

仕事していくうちに可愛くて可愛くて仕方なくなってきた


本気で人を好きになったこともないし 正直やれればいいと女には後になってめちゃめちゃ嫌われるタイプだったけど 笑


こいつからは絶対嫌われたくないって思い始めた

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[2]ゆうき
emoji[clock]02/07 02:26
ナナは学生だし
俺は仕事仲間には手出す気なんて全くなかった

ある平日
クローズの様子を見に店に行くと
男2人の客が1組とナナだけだった

キッチンはラストオーダーも済み奥で休憩中らしい


ナナは俺を見ると嬉しそうにかけよってきた

「お疲れ!今日どうだった」
「今日は-……」

などと1日の流れを聞いていると最後の一組が席を立ち帰り支度を始めている
…だいぶ酔ってるようだ。

「ナナちゃーん。飲みいこうね」
「あっ俺もー。まぢかわいい」

学生風の若い男たちだったが ナナに好意をもったらしくベタベタと肩に手を回している

「ありがとうございました」笑顔で俺が出ていくと

ちぇっとした様子でナナにだけ手をふり帰っていった

うちの店はキャバではない!おさわりなど一切ないのだ。

ナナが言うには最近よく来る客で 毎回毎回誘ってきてその度に番号を書いて置いてくらしい

「今日もほら」と苦笑いしながら小さく畳まれたメモをとりだしてみせた
今日はナナが一人になるのを明らかに狙っていたな……

キッチンの人間も奥にいたため奴らはやりたい放題だったろう




俺はなんとも言えない嫉妬心で
普段は感情なんて表に出さないのに
「今日はあがれ」

そう言ってクローズの準備を始めた

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[3]ゆうき
emoji[clock]02/07 02:37
ナナは一瞬えっ?と驚いたようだったが

その後シュンとなり「お疲れさまでした」と小さく挨拶をした

キッチンの人間には笑顔で挨拶してたのを見て更に俺は腹が立った


他の男にニコニコしてんなよ
むかつく


まーとんでもない自己中人間です俺は……

イライラが収まらなかったので飲み友達つーか 俺を好きだ好きだってきかないマナミに連絡した

"飲みいこ"

返事はもちろんOK。

こいつは俺からの誘いを断らない
別にセフレが欲しい訳でも一人が寂しい訳でもないんだがただ本気で人を好きになった事がないんだ

マナミは顔も可愛いし背も高くてスタイルもいい
酒も強いし一緒に飲んでそのままホテルっていう流れがお決まり

つーか夜型の俺はそういう付き合いしかできなかった

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