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A宣戦布告! 《ガガガ、いらっしゃいませ!》 慌てて文字通り飛んで来て応対するのは我らのガーゴイル君。 「せん… 召喚術士Kはいるか?」 《ガガガ(識別確認…)はい、おります。今はSALONの方で…》 「よし!SALONだな?」 ガーゴイル君が話し終えるより早く少年は歩き出す。慌てて追いかけ《こっちですよ》と方向修正をし、ホールへの扉を開けると、 「召喚術士Kーーーーーーーっ どこにいるーーーーーーーっ」 大声。 「な… なに?なに?おばけ?おばけなの??」 ”ガタガタガターーン!” 「むにゃ…」 「何事です?」 カウンターで居眠りをしているルリカに悪戯を仕掛けていたリオが大声に驚いて飛び退いた先にはワイングラスを並べているティアがおり、ティアが体勢を崩して転んだ先には杖を構えるアウルムがいた。 「むっ 契約魔物共か。俺が用があるのは召喚術士Kだ。どこにいる?」 偉そう。そして詰問。 「…マスターならそちらに。マスター♪お客様のようですよ〜」 無礼な客にムスッとするアウルムだが、どうやら暗殺者の類いではないようだと見抜き、とりあえずKに引き合わせる事にした。 「ん… よいしょっと。あ!よいしょって言っちゃった…」 尋ねられ人であるKはSALONのステージのライトアップに用いる魔晶石の調整をしていた。しゃがみ仕事だったため、大きく背筋を伸ばして来客者に向き直る。 「あ… あれ? もしかして… 君は… ジャスティかい? いやあ〜なつか」 「Jだ!じぇぇぇい!俺の事を呼ぶなら!召喚術士Jと呼べ!!」 なつかしいと言い切る前に大声で消されるKの声。五月蠅い!という顔を、主にリオとティアがしており、アウルムは笑顔で固定、そしてルリカはいまだに夢の中であった。 「え ええっと… はい、J。久しぶり…なのは別に良いですよね?」 恐る恐る聞くK。そして力強く頷くJ。 「なんの…御用でしょうか?」 「なんの…御用ぉ?」 Kの問いかけを怒気が籠もった声で反芻するJ。 「決まっているだろう!お前が大会から逃げるようだから、わざわざ決着を付けに来てやったんだ!」 「大会? ああ…例の?」怒り心頭のJに笑顔で返すK。 「あれは仕方ありません。あまり興味がないものですから、…」 「興味がないで済むかーーーーーっ」 再び消されるKの声。耳を覆うリオ&ティア、軽く真空を張って音を消すアウルム、「えへへ〜、ダネッちゃん〜〜」夢の中でいちゃつくルリカ。 「まぁ良い。大会の方は俺が出れば問題ない!だが…大会でお前と決着をつけようと思ってたんだ!どうしてくれる!」 「マスター、この人と何かあったです?」 どう聞いても因縁の敵の台詞である。気になったリオが通常の声量でKに尋ねる。 「いえ… それは無いかと」苦笑するK。 「貴様になくても俺にはあるんだ!」あ、面倒くさい奴だ。納得のリオ。 「ええっと… どうすれば…良いですかね?ジャス…いやJ?」 「決まってるだろう?始めようぜ!今!ここで!」
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