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あのね。アルマゲドンって知ってる? 頭の中に突如響いた女の子の声。 ぼくはあたりを見回した。 気のせいだろうか? アルマゲドン。アルマゲドンと言えば昨日は天丼を食べたっけどんぶりに沢山の天ぷらがのっていて甘めのツユがかかっていて、それはそれは大満足。 どんぶり系最強は天丼だよね。 ぼくは読みかけの本を開きながら昨日食べた天丼を思い出す。 『ユキナリ〜』 読みかけの本に没頭していた時、いや、天丼を詳細に思い出していた時だ。聞き覚えのある鯨樂の声に呼ばれた。 読みかけの本に没頭出来ず本を閉じる。 『なんだよ?』 『なあ、これからアルマゲドン食べに行こうぜ!』 .....。 お互いになんの事かわからず、思わず突っ込む。 『アルマゲドンって』 そういえば鯨樂の食欲は底なしだったっけ、思わず『お前の食欲の方がアルマゲドンだよ』 もしもこの世にアルマゲドンがあるのなら、コイツが世界中の食糧を食い尽くしてしまう事ではないか? 『オモシロいね。それ。でも今世界はアルマゲドンなんだよ!』 まただ、またボクの頭に声が響く。 気のせいだろう。ボクはそう思う事にした。 だがもしもこの鯨樂が暴走して世界中の食糧を食い尽くしてしまうのであれば、それはそれでこのアルマゲドンを止めなければならないだろう。 せめてアルマゲドンになる前にコイツがアルマゲドンとなる前に天丼を.....。 『アルマゲドンじゃなくて!!昨日の天丼だよ!昨日福引きでチケットもらったんだ、しかも大盛でさ。行くよね、ユキナリ』 『もちろん鯨樂に食い尽くされる前に』 そしてボクと鯨樂はアルマゲドンへ向かった。 『へい!いらっしゃい。世界の終わり、アルマゲドンへようこそ』 アルマゲドン。この店の名前だ、 アレ?もしかしたらこの店の事? 『だったら知ってる』 ボクは呟いた。 鯨樂は怪訝な顔をする。 『なんでもない』 『へいいらっしゃい今日もアルマゲドンご利用ありがとうございます。ご注文はアルマゲドン特盛りでよろしいですね』 数分後、ボク達の前にバケツに山盛りのアルマゲドンが現れる。
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BEACH ANGELS
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