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翌晩/黒服団詰所内/会議室 ルリカはグローザ、アキュラ、断―― ――黒服の中でも戦闘能力に特化した、戦闘班と呼ばれる幹部を招集する。 「えーっと、まず初めに……」 「マウザーはどうしたのよ? 偉い叫び声がきこえてたけど」 アキュラは、ルリカの言葉を遮るように、苛立った様子で、ドライゼの恋人であるマウザーの様子を訊ねる。 「……マウザーさんはステアーさん達に止めてもらってましたが……ステアーさん達を殴り倒して街へと向かってしまいました……」 「私だって真面目に来てるのに、副団長様がそんなんじゃ呆れものね」 険悪な雰囲気の流れる中、ルリカは大きく咳払いすると、話を再開する。 「これから3人にはそれぞれの動きを説明します」 ルリカはコルクボードに貼り付けた地図を軽く叩くと、アキュラを指さす。 「アキュラさんは私と来てください。いいですね?」 アキュラは無言で立ち上がると、コルクボードに貼られた地図の方へと向かう。 「妾はあの家へと向かうぞ。よいな?」 「はい。元々、断さんにはそちらをお願いしようかと思ってましたから。後はグローザさん……」 ルリカは続いてグローザを指さすと、ゆっくりと指を隣の部屋へと向ける。 「隣でガリルさんから指示を……何かは知りませんが、ガリルさんには吸血鬼達の監視をお願いしてますので……」 歯切れの悪いルリカに、グローザはどうにも納得のいかない顔で立ち上がると、続けて断も立ち上がる。 「それでは皆さん、作戦開始です!!」
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