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※200いただきます※ <怒り>前編 叢雲(・・・此奴ら・・・。) (叢雲、拳を握りしめ、苛立ちを隠せず、その苛立たしげに大淀に打電。) 『オオヨド テレビ ラジオ カズマサ フリニオイコマレツツアリ ソウキュウ ニ キュウシュツ』 叢雲「これで良し・・・。」 大将「貴様はどこの所属だ?この場所の腕章ではないな」 叢雲「わからないなら絡まないで頂戴。汚らわしい手で触らないで。私に触れるのは彼だけ、そして私の部隊だけよ。」 大将「我が部隊に来い、朝から夜までたっぷり可愛がってやるぞ?無能な提督に仕えるよりマシだろうよ。」 叢雲「・・・何ですって・・・!今なんて言ったの・・・!!」 大将「無能の提督に移動されたのだろう?なら無能だろう。」 叢雲「お前みたいな奴に彼を悪く言える権利は無いわ!!絶対にアンタのような奴の所になんか行かないわ!一生言ってなさいよ!!」 大将「その強がりがいつまで続くかな、見ものだな。」 (叢雲、殺意すら覚えるがぐっとこらえる。) (明日香、長門は鳥の沖ノ島に来ていた) 明日香「・・・あった、この写真。」 長門「海軍大学時代の写真か。」 明日香「ええ。これが佐世保に居る古賀に見せれば、きっと他の情報も引き出せるでしょうね。」 長門「?武蔵と大淀から打電?・・・明日香、一将提督がラジオやテレビで不利な状況に追い込まれているようだ。時間があまりないようだ。」 明日香「ふん、大衆を味方につける気ね。クズはどこまで行ってもクズね。・・・さあ、次よ。タウイタウイね。」 (タウイタウイに飛んでいく。) 長門「随分広い場所だな」 明日香「いろいろ改造したのよ。・・・案内するわ。こっち。」 (タウイタウイの地下へ。自身の部屋に入る。机の引き出しを開ける。) 明日香「・・・あった。」 (自作のケースに入った、大事にしまってある万年筆、そして無名の短刀。) 明日香「これを取りに来た。・・・何してるの写真なんか見て。」 長門「お前の、桐生家のご両親か。それに奏とお前か。」 明日香「ええ。・・・もう戻ってくるつもりは無かったけど、生前の私は固執していたからね。・・・さ、行くわよ。さはらはるにね!」 (長門、写真を机に戻し、そのままタウイタウイを発つ。) (さはらはる) 明日香「これは見てられないわね。」 長門「・・・・・・」 (司令室からは不快なテレビの放送。ラジオも一将を貶す罵声が続く。) 長門「・・・・・・」 明日香「部隊には・・・あ、そう。妙高型、マリアナ、空母3隻に神通、五十鈴。ふん、汚い連中め。」 長門「・・・・・・」 明日香「見に行くわよ」 (明日香、妙高型、蒼龍、葛城、赤城、神通、五十鈴の順に見て行く、順々に長門の拳が震えて行くのがわかる、そして叢雲を発見する。) 叢雲「長門・・・!?」 長門「来い。」 (長門の声が怒気に満ち溢れている。) 叢雲「覚えておきなさい、お前の出る幕は無いわ。・・・長門が来たならね。」 大将「お、おい、貴様、待て!!」 (長門、叢雲を連れて明日香と合流し歩みを進める。司令室で3人を発見する。) 長門「・・・翔鶴、瑞鶴、大鳳。」 翔鶴(一)「長門さん!それに明日香さんも・・・!?」 瑞鶴(一)「長門!明日香・・・!」 大鳳(一)「あ・・・!」 (翔鶴、瑞鶴、大鳳、長門の傍に寄り添う。) 大尉「何だ貴様・・・?貴様、まさか桐生明日香・・・?いや、そんなことはどうでもいい、我らの未来の部隊を返せ!」 長門「・・・何を言ってる?この部隊は真田一将提督の部隊だ。転属届が出たのか?異動届でも出たのか?」 大尉「真田はただの裁かれる愚か者だよ!そんな奴に提督なんて勤まらねぇ!なら俺たちが面倒見てやるのが一番だろうが!!」 長門「何を言ってるのかが分からないな。早くこの不愉快なラジオを止めろ。テレビの報道もだ。」 大尉「はっ、何を言い出すかと思えば。何もわかってないな。処刑するなら大衆を味方につけておけば怖いものは何もない!しかも一将はただの犯罪者だ。味方になる奴の方が気がしれねえな。」 長門「・・・・・・」 大尉「それに、アイツがいなくなれば、この部隊すら俺たちの物だろうが!こちらはただの道具なんだからよ、建造すりゃなんでもいいんだよ!!」 長門「・・・私達は人間だ。お前らはそんな当然なこともわからないのか?」 大尉「はぁ?人間だァ?寝ぼけてんじゃねえよ、その口を閉じねえならお前も犯してやるよ、無能な提督の配属が嫌だからここに来たんだろうが!?道具が生意気言ってんじゃねえぞ!!」 長門「・・・・・・」 (その言葉で長門の中で何かが音を立てて切れた。) 長門「・・・私を本気で怒らせたのはお前が、お前達が初めてだッ!!奏の事を無能と言った!!私達の友を侮辱した!!そして一将提督を侮辱した!!許さない、お前達だけは許さない!!私が殺人者になってもお前達だけは全員許さない・・・ッ!!私の手で全員全滅させてやるッ!!!」 (長門、今までに聞いたことのない、怒り狂った声で叫び、走り出す) 翔鶴(一)「な、長門さん!!ダメ、駄目です、やめてぇぇぇッ!!」 (翔鶴が叫ぶ、長門、拳を降り出す。大尉に拳が当たる瞬間、何者かによって止められる。) 明日香「・・・長門、落ち着きなさい。」 長門「明日香、貴様・・・ッ!!」 明日香「お前は奏を照らす光でしょう、なら、お前が闇に堕ちる事は無い。闇に堕ちるのは私だけで十分。奏を光で照らしてあげて。」 長門「・・・・・・!」 明日香「・・・長門は他の艦娘を守ってあげなさい。・・・私が相手になってやる、堕ちる所まで私は堕ちるまで。奏を苦しめ、一将も傷つけ、彼すらも犠牲にし弔うつもりもないならもう未練はないわ。・・・誰が無能だって?よく聞こえなかったわ。もう一度言ってくれる・・・?」 大尉「・・・ッ?!」 明日香「ほら、早く言えよ。早く言えって言ってるんだよ!!誰が無能なんだよ!!戦場に出たか!?傷ついて涙を流して、心も、体も削られた男も知らないくせに誰が無能か言ってみろってんだよ!!目も手足も、血をも失って、病に侵されて無実の罪で捕えられて、見捨てられて命を落として、それなのに勲章の一つも、賛辞の言葉一つもない!!あるのは排除する意識と組織だけ!!私の命も私の心も全て奪った!!私が、私がお前達を全て殲滅し排除してやる!!早く、早くかかってこい極潰し共、俗物共ッ!!!」 叢雲「・・・明日香・・・アンタ・・・」 (明日香の叫びは、怒りに満ちた声は、さはらはる全域を揺るがし、建物も大きく揺れた。)
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