コピー
ーガチャリ、ギィーーーー…… ヒールの音がしなくなると無機質な音を立てながらドアが開く。 「………あ、お目覚めかしら?全然目を覚さないから昇天してしまったかと…ふふふ、気分はどう?私の太腿…気持ち良かったでしょう?」 ニコリと微笑むその姿は、秘書として振る舞っていた時の生田とは全く違うもので。妖艶…という言葉そのものだろうか。ゾクっ…とした寒気が桜井を襲った。カツカツとビールを鳴らしながら桜井に向かって歩いてくると、座る彼の目線に合わせる様にしゃがんで。 「うふふ…そんな怖い顔しないの。折角のイケメンが台無しよ?まぁ、油断していたとは言え、呆気なく捕らえられてプライドをズタズタにされたのだろうから無理もないのかしら。東欧に捕らえられた時の話は聞いてるし…そう上手くいくとも思ってないし、そもそも薬を使うのは私のスタイルに反するのだけれども…今回はあまり時間が無いのよね。ボスから出来るだけ早く、と言われてるし…ちょっとごめんなさいね?」 クスクスと笑いながら桜井の頬を撫でる生田。彼女の雰囲気や目力の強さからなのか、それだけの事なのに桜井の身体にはゾクゾクッ…とした刺激が走る。「んーーー!」なんて声を出しながら伸びをして身体を解すと、ポケットから薬品らしき物が入った小瓶と注射針を取り出す生田。小瓶の蓋を開けると注射針を液体に刺してそれを吸い上げる。とても楽しそうな彼女の姿は、人を尋問するのに手慣れている印象を与える。シャツを巻くって二の腕を露出させると注射針を刺して。薬品が流し込まれる感覚と共に徐々に身体が熱くなって鼓動が速くなるのを桜井は感じて 「…別に殺しはしないわ。私の正体にも気付いてるだろうから教えてあげるけど、貴方からも情報を聞き出さなきゃいけないし。んー今教えてくれればすぐにこっちの薬品を投与して身体の火照りを治してあげるけど、どうする? さっきも言ったけど貴方の命には興味は無いの。そんなのナンセンスだわ。私が欲しいのは、今回のプロジェクトに関わってる要人の情報よ。貴方はよく知っている人物でしょう?」 チラチラと薬品をチラつかせながらニコリと微笑む生田。その姿は桜井を馬鹿にする様な態度で。彼がこのくらいの事で情報を吐くわけが無い事は分かっているのだろう。彼女の目的は…桜井のプライドを地まで堕とすこと
スレッドに戻る
夢児のBLUE HEAVEN
掲示板カテゴリ検索
[アダルト]総合
写メ/ムービー
雑談/その他
体験談/小説
無料レンタル動画まとめ
e-Movie
無料レンタルBBS
ebbs.jp