コピー
少し困惑するアリスを他所に、断は焦ることなく、帯に差し込んだ脇差の鞘を掴み、腰を落として居合の構えをとる。 「めんどな事になってしもうたの」 「ほんと、アンタに着いてくと面倒なことばっかり」 アリスは肩を落としてため息をつきながらも、テーブルの上のフォークを手に取ると、フォークへ電気を帯電させ、同時に黒い翼を展開する。 「くるわよ!」 「声を張らんでもわかっておる」 次の瞬間、飛来する食器の破片や包丁、鍋、ティーカップ…… 断は脇差を振るい、アリスは帯電させたフォークを振るい、次々と迫りくる飛来物をたたき落としていく。 細かい食器の破片の一つ一つも的確に斬り払いながら、断とアリスは背中合わせに、入ってきたドアへと近づいていく。 アリスはドアノブを回すが、まるで石壁を押しているようにビクとも動かない。 「ちょっと! 開かないんだけど!」 「デカい声で喚かんでもぶち破れるであろう。それまで全部斬り落としてやる故」 「怪我しても文句言わないでよ」 アリスは角も展開させると、角と翼、そして体中に帯電を始める。 それと同時に、背中合わせの2人の元へと、大きなテーブルが飛来する。
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