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[195]ステラスキー◆BPxI0ldYJ.
emoji[clock]02/05 20:56
>>189
家に帰ってきた美幸ちゃんを大瀧提督は、ただ一言

大瀧提督:お帰り、美幸ちゃん……。

その言葉に美幸ちゃんは大瀧提督に抱きつくと、また泣き出してしまった。

初春:まぁ、ほんに良ぅ泣く娘っこじゃのぅ

これにはさすがに初春も、少し呆れてしまった。
さらに月日は流れて、三月。

仰げば尊し、我が師の恩〜〜

美幸ちゃんの小学校の卒業式が執り行われ、親しんだ校舎や先生らとの別れを惜しむ子供たちが抱き合ったり、泣いたり。
その様子を遠くから、保護者として来ていた大瀧提督と綾香、祖母の時子が見ていた。

綾香:美幸ちゃん、卒業おめでとう
美幸:ありがとう、綾香お姉ちゃん

翌日には、四月から通う横須賀第二女子中学校の寮に、入る事になっていた。
週末の土曜日の夜から日曜日は、美幸ちゃん自身の実家に泊まる許可をもらってあるので、祖母の時子も寂しくはないだろう。

美幸:おじ様。綾香お姉ちゃん。お祖母ちゃん。
私、一つだけ「お願い」があるんだけど……。
大瀧提督:お願い?

美幸ちゃんの「お願い」。
それは全員で「川の字」になって一緒に寝る事だった。
これは美幸ちゃん自身が、夢見ていた事でもあった。

四人で過ごす、最後の夜。
時子、美幸、大瀧提督、綾香の順で布団を敷いて、過ごした。

続く。

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