【BATSU1- オヤジ】



AIUEO



(※皆様、有難う御座いましたm(__)m)




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[78]【愛飢え男劇場】
【BATSU1- オヤジ】
『最終話』


翌日、昼1番で『美優の』お母さんと、
引っ越し業者の人が来た。

「お母さん!」ちょっと、待って下さい!

左右に、首を振る姿は『美優』そっくりだった!

『美優』は、もぅ~居ません!
貴方には、まだ…未来が有ります。

「お母さん!」
次の言葉が出て来ない。
気丈に振る舞っている『お母さん』から…。

『美優の事は、忘れて下さい!』
その言葉で、「チカラ」が抜けてしまった。

業者の方達は、事情を知っているみたぃで
眈々と荷物を運び出している。

ベランダから…トラックを見送った。

もぅ~居たたまれなくて…。
ベットに飛び込んだ!

うつ伏せで、枕を抱え大声で泣いた!!

何が何だかんだ?分からない!
枕を掴み、「こんな事が有って堪るか!」
「俺の『美優』を還してくれ!」

犯人は、80近い男だと?!
「そんな事は、聞いちゃ~いねい!」

ブレーキを踏み間違えた?!
「そんな事は、どうでも~いい!」
「俺の、俺だけの『美優』を還してくれ!」

もぅ~どれだけ時間が経ったのか?!
辺りは、真っ暗だった。

私は、仰向けで浮いて居る様だし…。
逆に…うつ伏せで、沈んで行っている様だし…。
自分自身が分からない!

足にもチカラが、入らず立て無い!
指の感覚も全く無い!

真っ暗な、マンションのテレビ台の上にだけ…。
『美優』のシュシュと~


『美優』の指輪だけが、光っていた!

【完】



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[77]【愛飢え男劇場】
【BATSU1- オヤジ】
『最終章』


昨日の日曜のニュースを観て~
連絡をくれたのゎ。
「部長」と「お局様」だった!

多分、まだ誰も被害者の女性と暮らして居たのゎ…
「私」だとは思って、いないっと思ぅ!

しかし~そんな情報は、すぐに分かってしまぅだろう。


出張で、受注してきた「注文書」を
パソコンに、吸い込ませる。
(昔に比べれば、物凄い時短作業だ!)


会社を出て~『美優』の「お母さん」に
電話を入れるが、昨日から出てくれない!

マンションに帰ってからも、連絡しているが
…電源を切られている!


火曜は、出張で着ていた下着を
洗濯機に放り込んで、部屋を掃除し終わると…
やっと~夕方過ぎに、
『お母さん』から電話が、入った!

『明日の午後』そちらに、伺います。

電話を切ると、チャイムが鳴った!
「美優だ!」
「帰って来た。」
そぅ~思った!
…ドアを開けると~

1階の「お花の老夫婦」が、立っていた。
お爺さんは、私の顔を見るなり、
顔が、クシャクシャになり~
後ろでゎ、お婆さんが割烹着の袖で
涙を拭きながら…。

『ろくなもんを食べてなかろぅ!』
ッと、お握りと黄色い沢庵を渡してくれた。

そぅ~何も口にしていなかった。


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[76]【愛飢え男劇場】
【BATSU1- オヤジ】
『最終章』

なんとか…病院のタクシー乗り場から
マンションに向かい
…部屋のドアを静に開けた。

冷蔵庫を開けると、美優が作った
酒のツマミが、「タッパ」に入っていた!
もぅ~手づかみで、食べていた。

ビールを必死で飲んでいた。
ウィスキーをがぶ飲みした途端に
急に酔いが回り、寝てしまった。


ボォ~っとしている頭で起きると
「夜10時のニュース」をやっていた。

映像を観ていると~シルバーの軽自動車が
横断舗道を渡っている~
若い女性を跳ね飛ばしていた!

もぅ~1度、今度はスローモーションで
映し出された。
「80歳近い男性が、アクセルとブレーキを
踏み間違えて、若い女性を跳ね飛ばして
ガードレールにブッかって、停車した」~っと
アナウンサーが、言っている!

(もぅ~訳が、分からん!)


何とか冷静さを取り戻したと、思う。


次の月曜は、シャワー浴びて
会社に出勤した。
午前中は、電話対応だけで終わってしまった。

部長に、呼び出され
『大丈夫か?』
『今週いっぱい休め!~此処は、俺に任せろ!』
代休と有給の書類を総務に提出して来ると…。

お局様が、コンビニで
『10秒チャージ』のゼリーを買って来てくれていた。

『お昼、食べて無いでしょ!
~喉を、通らないと…』思うけど、
なんか食べなきゃ~!
涙が、零れ落ちそぅに成った。



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[75]【愛飢え男劇場】
【BATSU1- オヤジ】
『最終章』

病院に、やっと~着いた。

紺のカーディガンを着た看護師さんに
付いて行く!

地下1階の一番奥の
「霊安室1」に、近づくにつれ…
女性の泣き声が大きく響き渡っている!

「霊安室」に看護師さんが入ると、少しして
お義父さんが、出てきた。

御逢いするのは、初めてだった。

冷たく長い廊下で、冷たい長椅子に、二人…腰を下ろす。

「病院に運ばれて来た『美優ちゃん』は、
内臓破裂で、ドクターが手を着けられない状態だった」
そうです!

『今~!』『綺麗な顔をしてます。』
そぅ言い終わると、声を出さずに
ボロボロと泣いている。

私は、「霊安室」に入らなかった。
美優は「死んでなんかいない!」
マンションで、ワタシの帰りを待っている!

「霊安室1」のドアが、開き~
美優のお母さんが出てきた。
そして、四角い木の箱が運び出された。


…夜明け前が、一番暗い!
そして「夜が明けよう」と、している。

地下からグレーの車が、出て来た。
お義父さんが、運転する車が、後ろを付いて行く!

そして、静かな朝靄の中に消えて行ってしまった!



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[74]【愛飢え男劇場】
【BATSU1- オヤジ】
『最終章』

悲惨で、あまりにも~哀し過ぎる事件が起きた!


飛行機が、少し遅れて到着した。
いつもの様に、空港から美優に電話を入れ様としたら
美優の「お母さん」から何回も着歴が在った!

お母さんに、電話をすると中々~出ない。
ほんの少し遅れて、
「お母さん」から折り返しの電話が来た!

『美優が!』『美優が…。』~ッと、言っている!

「お母さん!落ち着いて下さい!」
もぅ~泣いていて訳が分からない!

すると、お義父さんが出てくれた。
『スミマセン!今、高速を降りて路肩に車を止めました。』
『美優ちゃんが、車に轢かれて!』

『貴方の住んでる近くの救急病院に運ばれたそぅです!』
『私達は、今~病院に向かってます!』

涙を抑えて、精一杯の説明をしてくれた!

会社に電話を入れると、部長が出てくれた。
『お前!金は持って居るのか?!』
「ハイ!持ってます!」

『コッチは、いぃから真っ直ぐに病院に行け!!』

病院に向かいながら…。
(何を言っているんだ!)
~今日の朝…。
『美優』に!

(夜には、帰るからね)ッと、
メールしている。

何かの間違いさ!
(悪い冗談は、止めてくれ!)



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