ライアの関連設定集





謎多き魔法剣士、ライアの設定資料やその他情報のまとめです。
ライア

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彼の出身とされている地、"谷の鳥籠"について。
リフォール王国やルブルの街から更に遠く離れた、地の丘陵地帯へ存在していた小規模な貴族国家。

王家の一族は古くから代々地主として多くの利益を上げ、近隣の街に土地を与え、
更には友好関係にある国々の出稼ぎ先として多くの働き口を開く等、多大な貢献故に認められていた。

しかしその実態は独裁政治によって圧力を掛け他国の者や国内の新生児を逃がさず、
暴利や人身売買で尊厳ごと人生を破壊された民がスラムで懸命に足掻く様を上流貴族は見世物として愉しむといった悪辣極まりないもの。


平民や軽犯罪者、流れ着いた異国の民が収容されているのは地下約30m・全長約5kmに及ぶ地下スラム。
治安は年々悪化しており、ありとあらゆる非人道的な行為が日々繰り返されている。
所々天井に開いている穴から時折刺す照明は、上流貴族が見世物として見下してきている証。
出入り口は一本道で繋がっている巨大な階段のみであり、スラム生活者の烙印が刻まれた者のみ度々出稼ぎに向かえる自由はあるが、逃亡や革命を企てた者は、更なる地下に存在するより過酷な強制労働施設へと収容させられる。
国力は相応に高いものの、"数十年近く来る者全てが術中に嵌ってきた"という貴族の慢心故に兵力はザル。

ライアがきっかけとなった"とある事情"によりこの地の存在が他国にも公となり、そのうちの一つである数多くの国民や重鎮を奪われてきた諸外国が侵攻。
"谷の鳥籠"は国ごと滅び、抵抗せぬ人々の数多くが保護された。

国一つに匹敵する人々が毒牙にかかったにも関わらずここまで公にならなかった事は、認知操作に関連する魔術や何らかの遺物が原因でないかと考えられているらしい。
この地の名称もあくまで国名がタブーとして歴史に載らぬよう抹消された故の呼称である。
他にも抹消されている点が多く、ライアの出自が不明なのはこれが大きな理由。

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ライアの戦闘面に関する情報について

使用武器はショートソード「サルヴァシオ」と防護魔法の掛かった盾「プルメザ」、そして重力魔法が主。
多種多様な剣技と自然な身体運びを活かした受け流し、更に重力魔法の自己強化も加わり高速かつ変則的な剣技を可能とする。

主にダンジョンの間引きや人命救助が主となる任務の為、周囲の影響も鑑みて緊急時を除き力を丁度良くセーブしている。
但し万が一大規模な制圧攻撃を必要とする場合は、容赦無く力の本質を露わにする。


いかに剣技を当てるか、相手の動作をどう崩すか、重力魔法の使う方法やタイミング等を相対する敵に応じて即座に判断。
これはスラムから出て以降の旅で身に付けた本能的な物でもある。

詠唱や魔力操作の為に集中力を使うものの、討滅する場合周囲に被害が及ばないか等常に状況把握を忘れることはない。
味方兵士や一般民が危機に晒された際は身を挺して護る度胸も持ち合わせている。

リフォール随一の指導者たる存在に師事してからは、より一層剣技や戦時思考に磨きがかかった。
まだまだ未熟ではあるものの、戦士軍の一団を率いるには十分以上の実力。魔力潜在も未知数の為伸びしろは計り知れない。

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ライアの扱う重力魔法について

能力の性質故"重力"と称されてはいるが、実際には引力や斥力を発生させたり、ベクトルの強弱を操作することで行使している。
主に行使されるのは以下の二つ。

・イメージした範囲内に重力空間を展開
・物体へ引力/斥力を働かせる事による操作

戦士軍の任務中に突然発現し、専任の魔導士に師事するまで独学による修練を行っていた為、詠唱も独自のもの。
以下が詠唱の一例となる。

・"沈下"(フォールン) 

 地面に向けて引力を発生させる。身動きを封じたり空中にあるものを叩き落とす等汎用性が高い。

・"解放"(リヴェレ)
 引力を弱めることで無重力へ近い状態へさせる。
 精密な操作が必要ではあるが、一種のテレキネシスの様に見える為日常的にも扱いやすい。

・"収束"(サクション) 

 一点に弱い引力を集中させることで周囲の物を引き寄せる。
 出力を上げれば物を圧壊させることも可能。
 "解放"と掛け合わせることで、瓦礫の撤去や人命救助に用いられる。

・"K束"(ディサクション)

 吸い込んだ物体を圧壊、塵一つ残さず消去する。
 主に大規模な掘削作業や瓦礫の撤去といった救助活動に用いられるが、生物が巻き込まれた場合どうなるかはお察しの通り。
 規模は小さいながらも魔力消費量がかなり激しく、過剰な連続使用は訓練を重ねた現在でも難しい。
 

・"反発"(バースト)
 一点に斥力を集中させ空気や物体を弾き飛ばす。
身体(主に背中や足元)へ弱めに作用させれば移動手段となり、斥力を強めると質量によっては砲弾並みの威力を誇る。


・"歪壁"(ディストーション) 
 前方や周囲に引力/斥力の重力空間を発生させ、見えない盾として機能させる。名の由来は反応した位置が一瞬歪んで見える為。
 引力型は地面へ攻撃を叩き落し、斥力型は命中した真反対に攻撃を跳ね返すことが可能。
 前者は防衛や無差別破壊の阻止、後者は交戦時の反撃等状況に応じて使い分けられる。

・"纏力"(レシオン)
 剣に引力や斥力を働かせることで自在な剣技を可能とする。最も日常的に鍛錬を重ねてきた故、詠唱せずとも自由に行使可能。
 行使例は以下の通り

 ・振り下ろし×引力 / 切り上げ×斥力→速度、威力増強
 ・振り下ろし×斥力→反発を利用した燕返しやフェイント
 ・引力⇔斥力or斥力(左右展開)→連続斬撃や突きを超高速化
 ・斬撃×斥力(剣全体に付与)→直接刃が当たらない、風圧による牽制や峰討ち
 ・盾×斥力→攻撃者へ強烈なノックバックを与え体勢を崩す etc

 より繊細な技能が求められるが、応用すれば様々な物に空気や微細な重力波を纏わせることができ、
 有機物無機物問わずに接触による負荷を軽減するなどより便利な使い方ができることも。


・重破導(アンジュレーション)
 自分の身体そのものを触媒に、周囲に強力な磁場を発生させ、オーラ状に放つ大規模破壊攻撃。

 詠唱開始と同時に強大な負荷が掛かり始めプラズマを纏う。
 そこから鼓動と共に全体へ波紋のようなエネルギーが広がり、詠唱後に放たれる重力波と重なった地点から効果が発生。

 威力によっては死に直結する程の莫大な負荷が掛かる反面、全方向に対し攻撃が可能。雷撃と重力波による二重の魔力は絶大な威力を誇る、破壊に特化した禁忌とも言える術式。

 引力を用いた型は自身の周囲の全てを地に沈め圧壊させるため、周囲への二次被害は少ない。
 反面斥力を用いた型はあらゆる物体を超高速で弾き飛ばす凶悪な広範囲殲滅攻撃となる為、此方は使わないと決めている。

 ライアがオリジナルの術式であり、詠唱も独自のもの。
 "異常発生"発生時に兵士や街の人々を護る為、彼の強い自己犠牲心と死すら恐れぬ覚悟から発現した危険極まりない大魔法。

 そもそも破壊や殺戮を良しとしない為、周囲への被害が更に甚大になる為、また初めて使用した際自身の全身を粉砕しかけるという甚大な負荷を負った為に自主的に使う事はまず無い。
 しかし有事に備え、より精密かつ低負荷で発動するためのコントロールができるよう密かに修練を重ねている。

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ライアの魔力の始祖について


公としても重力魔法は高難度な魔法のため希少ではあるものの、ライアはそれ以上に稀有かつ特殊な例である。

ライアの両親は他の人間と比べ生命力が強かった程度でこれと言って魔術を扱える素養は無く、無論ライアも同じ体質のはずであった。
しかし彼がスラムを抜け出す直前に救命した少年"フェン・アルヴァート"には「魔力素養の発現」「潜在的な魔力の活性化」といった効能の魔力を持つ特異体質があり、彼と接触した際無意識に"魔力素養の種"を与えられた事で重力魔法が発現した。

しかし実際に発現し行使できるようになるまで10年近くかかっており、現段階では飛び級で大学を卒業した秀才であるフェン本人でさえも詳しいロジックを解明できていない。
現時点で判明していることは「発現する魔力の傾向は本人の思想・感情といった内面性に左右される」「場合によっては国家間のバランスをも揺るがす兵器じみた能力にまで発展する可能性がある」という事くらいであり、彼の研究結果が待たれる状況となっている。

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ライアと深い接点を持つ家系、アルヴァート家について

 古くから続くインキュバスの一族であり、リフォール王国よりはるか遠くの"谷の鳥籠"から、更に遠く離れた異国の地で暮らしていた。

 現当主は「スピネル=アルヴァート」、次期当主として「フェン=アルヴァート」に代替わりする予定。

 リフォール等の友好的な国家を除けば、一般的にインキュバスには床に就く女性を孕ませるという邪悪なイメージがあるため中々理解を得られることのない一族。
 しかし実際はインキュバスであることを明かした上で人間の女性と交際関係を築き、無事結ばれれば相思相愛の伴侶として子を成す事がしきたりというピュアな家系である。
 一説ではインキュバスと人間がまぐわるとサキュバスが生まれるという話もあるが、この家系で生まれるのは基本的に男児のみ。

 アルヴァートの男性と人間の女性が夜伽を交わすことでインキュバスの男の子が生まれ、人間とほぼ同じ姿に成長する。
 この際、アルヴァートの血に流れているとある"縛り"により、邪悪な意志を持っての行為や愛の無い行為とみなされた場合は生殖能力を一時的に封じられるという。

 角や尾といった部分は生まれた際から幼児期を迎える間に生え始め、成人するにつれ徐々に隠せるようになる。
 代々神聖に引き継がれてきたアルヴァートの血によりどの女性と結ばれたとしても夫婦両名の素養を色濃く受け継ぎ、世代を経ることにより強い力や精神性、魔力を身に付けることとなる。

 "一期一会の出会いがきっかけでも、長い時を共に過ごした繋がりでも、育まれる愛は尊い物。
        才や美貌に拘らずとも、愛を以て夫婦となればその子には必ず明るい未来がある。
                互いを尊重し、支え合い、次の世代を育む屈強で暖かな柱となるべし。"

 現代アルヴァート家の初代当主、アパタイト=アルヴァートによる家訓である。 


 ライアがスラムで暮らしていた頃、とある事情により彼が雪山で命の危機に瀕していたフェンを助けた事が全ての始まり。
 ライアが魔力を発現させた事。そしてフェンが国...ひいては世界をも揺るがしかねない力を秘めた存在であると発覚した事から、ライアとアルヴァート家は強い繋がりを持つ事となる。

 家系のしきたりや子供に関わる事等ヒッペルドルム家に酷似している点も多いが、現時点での関連性は不明。

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以下、アルヴァート家の紹介一覧

「スピネル=アルヴァート」

  アルヴァート家現当主。現在41歳。
  非常に義理堅い性格であり、経営学に長けた若々しい壮年の男性。現在は主に建築/輸入品の経営業を行っている。

  遥か遠くの異国の地で行き倒れていたアメトと出会い、彼女を保護する中でインキュバスである自身にも対等に接してくれる暖かさに触れ恋に落ちる。
  その後長く清い交際を重ね結ばれ、息子であるフェンを授かった。
  アメト亡き後は男手一つでフェンを育ててきたが、彼曰く"母さんよりは少し厳しかった" "料理はちょっと雑だったけどすごく美味しい"との事。
  率直に言えば少し厳しいとこもあるけど親バカ寄り。

  シングルファーザーになった直後はかなりの過保護気味であったためか、フェンが山に出る事を許すまではかなり悩んでいたらしい。
  だがフェンが自分の道を見つけ進めた事、ライアと出会えた事から運命的な転換点だったのではとも語っている。


  経営業を行う傍ら、長年に渡りフェンを救った人間を探し続けていた。
  しかし他国による"谷の鳥籠"の調査は非常に難航しており、そもそもタブーとされているスラムから出てきて世界中を旅している人物など手掛かりがあるはずもなく。

  故に発見は絶望視されていたが、とある日に風の噂で「リフォール王国にスラム生まれで異質な魔力を秘めた剣士が居る」という話を聞きつけ、それがフェンを救った人物ではないかと推察。
  彼を救った者を見つけ恩返しをすべく、日々培ってきた信頼関係故のコネで仕事を全てキャンセルし、急遽単身リフォールまで出向きまさかの王城にて直談判。
  ライアの生存を確認できた事で本格的に移住を決意すると共に....

  これまでの経営の実績やフェンの魔力研究の論文が国益になるとしてその後何度もリフォール王国へ経営の実績書やフェンの論文を " 直接 " 提出しに行くことに。
  アルヴァート家の意地を見せ付けた。

  その熱意と確かな実績が認められたことで、特例により王国への移住および名誉男爵位の授与が承認される。
  フェン、ベリル両名共に理解を得ることができ、3人でリフォール王国へ移住することとなった。

  自身の手腕を活かしリフォール国内で様々な経営を行いながらも、ライアと出会う機会を探しつつ暮らしていた。
  その後名誉男爵として招待され出向いたパーティ会場にて、遂にライアと邂逅することとなる。

  生涯アメトを愛し続けており、新たに妻を娶ることは無いと断言し女遊びも一切していない。
  種族故の偏見は絶えず苦悩している様子だったが、種族の多様性に理解の深いリフォールは暮らしやすいらしく高く評価している。
  

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 「アメト=アルヴァート」

  今は亡きスピネルの妻でありフェンの母。享年28歳。

  かつては名家の一族の跡継ぎたる長女だったらしい。
  しかしのちに生まれた妹の方が学力、体力、魔力等ほぼ全ての面で優秀だったこと。
  元々病弱な体質故に健康な世継ぎが生まれないという偏見から、両親に追い出される形で家を出る事となった。

  その際行き倒れる形でスピネルと出会い共に暮らすように。
  彼の心の底まで見透かすような優しさやインキュバスでありながら誠実というギャップに惹かれ恋に落ち、数年後に婚約することに。

  "名家の落ちこぼれの娘でなく、アメトという一人の女として愛して欲しい"という願いを受け止めてくれたスピネルと結ばれ、新しい命を授かった。
  母体の影響から鑑みて出産時の生存率は絶望的と診られるも、奇跡的に母子共に健康体でフェンを産む。
  彼女自身のも温和な性格も相まってか、フェンも幼い頃から母の様な暖かい心を持つ少年に育ち、彼女の高い魔力活性の素養を受け継いだ。

  フェンが6歳の頃、持病の悪化により父と子に見守られ、安らかに眠りにつく。
  現在のフェン曰く、母の魔力を色濃く引き継いだためか意識共有に近い感覚がするらしく"今でも母さんが傍にいるみたい"とのこと。
  フェンが肌身離さず持ち歩いているペンダントはアメトの形見で、彼が生まれた当時の家族写真が入っている。
  

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「フェン=アルヴァート」
  スピネルの息子。現在17歳。黒白の髪は両親からそれぞれ受け継いでおり、7割ほど白髪寄り。(黒:スピネル、白:アメト)
  誰もが認める秀才であり、その身には国をも揺るがしかねない力を秘めている。

  幼い頃から親交の深い少女ベリルとよく遊んでいたが、生まれつき病弱だった故、スポーツや木登りといった彼女の好きな遊びができないという点でコンプレックスを抱いてしまう。
  投薬や魔法による治療は続けていたものの、同じペースで成長していけない事から不安はどんどん募っていった。

  齢8つの頃、修行として山の中腹において自給自足で暮らすことを父に提案するも勿論大反対される。
  そこでベリルが同行すると自ら声を上げた事で両家庭に事情を説明し、なんとか承諾された。
  
  そこからスピネル、フェン、ベリルの三人で暮らし始めるが、スピネルは仕事柄帰ってくるのが二週に一度程度。
  数か月後、運悪くスピネルが不在の真冬の日。薪割りに出た際突然の猛吹雪により雪に埋もれてしまい、瀕死の重体に。
  そこをライアの手によって助けられ一命を取りとめ、山暮らしは中断となってしまったが彼の持つ魔力の特異性が発覚。
  一家総出の支援の元研究を開始することとなり、彼の人生の転換点となった。

  非常に頭脳明晰で、齢15にして飛び級で大学院を卒業。魔法学と精神学双方で優秀な成績を残す。
  リフォールに移住する話が出た際は、命の恩人と出会えるかもしれないという期待から喜んで承諾し数多の論文を贈り続けた。
  移住後は父の経営を手伝いつつ、自身の特別な力の研究を続けている。
  そしてベリルと婚約したことで、正式にアルヴァート家次期当主となった。

  病弱な体質は相変わらずだが、医学や魔法学の甲斐もあってか少しずつ治療の兆しは見えてきているらしい。
  しかし研究の際にはかなりの体力と魔力を消耗する為、双方を持続的に回復できる特別製のソファを使用している。

  母に甘えられる時期も少なくきょうだいの様にベリルに甘えていた部分も多かったが、今は自分から支えられるように家事や料理も特訓中。
  なかなか外に出歩けない為たまの家族旅行に連れて行ってもらうのが何よりの楽しみ。

  自分を助けてくれたライアは命の恩人と評しており、
  初めて触れられた際は「酷く苦しそうなのに、とても優しく温かい手だった」との事。
  再会して以来は、どこか兄のような心情を抱いているとかいないとか。

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