浮舟～阿修羅道～

小萩｢…いつの間に、駄目じゃないですか…？幸村様の出陣も、もうすぐなのに…｣
小萩は、幸村様を促した―。

(小萩今は仕事かな？また話せる？)

寝ているそばに幸村が入っていき小萩と一緒に寝るのだった。膨らみに手をかけようとしたときに小萩が目を覚まし幸村が入っていて来ていることに一瞬戸惑いを覚えるが小萩と幸村は自然に目を閉じどちらともなく求める

(幸村様、会いたかった…。夜の９時ぐらいからなら平気ですよ。)

(久しぶり今日は大丈夫？)

心の中では人恋しくて何故か、涙が流れそうだった…。
身体は限界を知るような疲れなのに、心には人恋しさを思わせる炎が灯っていた…。
熱い思い…。

小萩は瞳を閉じた―。

殺しの装束を脱ぎ捨て、小萩は再び湯に浸かり、一寝入りした…。
明日は休みだし、朝は急いで起きる必要はない。
小萩は、疲れた身体を夜具に沈めた。

(蓮様、どうかいい相手を見つけて幸せになってください。あたしは今いる方と親睦を大切にしたいので…。)

(いいですよ。)

(久しぶりですね、こんばんは。)

男が動かなくなると、小萩はある視線に気づく―。
小萩｢姉さん…。｣
背後から小萩を見つめる彩女…。
彩女｢少しばかり焦ったかい？でも始末は成し遂げたね…。ほら、取り分だよ。｣

小萩に銭を渡すと、彩女は、また数日後に古民家に顔を出すと言い煙を巻いた―。

小萩も素早く姿を消すと、自分の古民家へ戻っていた。

(今日は話せますか？)

美しい満月の夜に、切なく、じゃらん(死の鈴音)が響く
リイイイイン…
それは、三途の川へ行く人を見送る闇の音でもある…。
深く暗い闇に延々とこだまし
風の音は、読経のように悲しげな情景を醸し出した。

小萩は、今宵も恨みツラミの輩を始末したのだ…。
幸村様…
息も絶え絶えな男を目の当たりに、主の名前を心で呼び、そして最後の一突を刺した。

偶然にもくの一が人を殺しているところに遭遇してしまう。幸村は鞘に手を伸ばして体制を整えるがくの一は幸村の顔を見るなり何処かへ行ってしまった。幸村はずっとそのくの一がきがかりでしかたなかった。城に帰る間ずっと光景が目にやけついてはなれなかったからだ。

(続きを早く読みたいですね…。)

(今日21時でどうですか？あ、これからの展開も楽しみにしてます。)

(きょうこそは話そうよ)

(気づいたら寝てました…。すみません。今日は話したいですね。)

(もうねてるよね？)

(今来ました…。いますよ。)

(遅くなったけどいるかな？)

(今来ました。会えますか？)

(今からはどう？)

【いや小萩。私はそなたが気になってしかたないのだ。】引き返すなんてできない。もし引き返すなら小萩も一緒に帰るぞ。と無理やり小萩の手を引っ張り城に帰ろうとするが小萩はまた何処かに行ってしまった。小萩を探してると

(楽しみにしてますね…。あ、展開はどんな感じに？)

(わかったよその時またよろしくね)

(21時ぐらいにどうですか？それまでに、展開できたら進めてください。)

(今日はダイジョウブだよ。また話したりする？)

(今日は早めに終わりました。今晩は時間どうですか？)

(おはようです…。昨日の夜は時間が合わなくてすみません、今日また仕事が終わったら見ますね。)